“自分には向いていない”と挫折していた大学受験。でも、道は他にもあった。

高校2年生の頃、私は一般受験での進学を目指し、塾にも通っていました。
ただ、模試の判定は思うように上がらず、頑張っているのに結果がついてこない毎日。
どこか「自分には大学受験は向いていないのかもしれない」と感じてしまっていました。

そんなとき、たまたま学校で紹介された個別カウンセリングに参加。
そこで初めて「総合型選抜」という入試の仕組みを詳しく知ることになりました。
評定や模試の点数だけでなく、自分がこれまでやってきたこと、興味関心、そして将来の目標まで含めて評価してもらえる。
「もしかしたら、自分はこっちの道の方が向いているのかもしれない」
そう思えたことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻すことができました。

そこから私は、総合型選抜に向けた準備をスタート。
まず取り組んだのが、自分の過去を振り返り、関心のあるテーマを絞ることでした。
中学生の頃から私は「社会課題」や「国際協力」に興味を持っており、高校ではボランティア活動や学校内での発表会などを経験していました。
その経験をもとに、「自分が大学で学びたいことは何か」「その学びを将来どう活かしたいのか」を言語化する作業を重ねました。

英語にも苦手意識がありましたが、推薦入試で有利になると知り、高校2年の終わりから英検準1級の取得に挑戦。
最初は単語も長文も苦戦ばかりでしたが、塾のコーチに支えられながら、毎日学習を積み重ねました。
3ヶ月の集中対策の末、無事に準1級を取得。
その経験が、自分にとって大きな自信につながりました。

また、リザプロの課外活動にも積極的に参加し、自分の関心分野を深める体験をしました。
特に印象に残っているのが、国際ジャーナリズムに関するワークショップでのディスカッション。
現代のメディアが抱える「偏向報道」や「利益追求と事実のねじれ」といった課題について議論を交わす中で、
「正確な情報を伝えることで、社会を良い方向へ導く力になりたい」という思いが強くなっていきました。

志望理由書では、こうした自分の経験と想いを1つの線でつなぎました。

「偏向や誤解を生まない“真実”を追い、国際ジャーナリストとして、グローバル社会に正しい情報を届けたい」

このビジョンと活動実績、そして英検準1級の資格を活かして、法政大学 法学部 国際政治学科の総合型選抜に挑戦。
無事、合格することができました!

かつて、偏差値だけを見て「自分には無理」と感じていた大学に、今は胸を張って進学できます。
成績だけじゃなく、「これまでの自分の歩み」や「伝えたい想い」を見てくれる入試がある——
それを知ったことが、私の未来を変えるきっかけになりました。