「推薦入試の面接ではどんなことを聞かれるのだろう」「対策したいけれど、何から手をつければいいか分からない」と悩んでいませんか。学校推薦型選抜や総合型選抜では多くの大学で面接が実施され、志望理由や自己PRを通して、あなたの人物像や大学との相性がじっくりと評価されます。よく聞かれる質問をあらかじめ把握し、回答を準備しておくことが大切です。

この記事では、推薦入試の面接でよく聞かれる12の質問と回答例、面接の主な4つの形式、面接官が見ているポイント、当日の流れやマナー、答えに詰まったときの対処法まで詳しく解説します。読み終えるころには、本番に向けて何を準備すべきかが明確になっているはずなので、ぜひ最後まで確認してみてください。

推薦入試の主な面接形式

推薦入試の面接は、大きく分けて4つの形式があります。志望校がどの形式を採用しているかを事前に確認し、それぞれに合った対策を進めておくことが大切です。ここでは各形式の特徴と、意識すべきポイントを解説します。

個人面接

個人面接は、1〜3人の面接官に対して受験生1人で行われる、最も基本的な形式です。提出した志望理由書や活動報告書の内容を深く掘り下げて質問されることが多く、志望理由の一貫性や、自分の考えをどれだけ深く追求できているかがチェックされます。


受験生の人柄やコミュニケーション能力をじっくり観察される場でもあるため、落ち着いて的確に自分の考えを伝えることが大切です。想定される質問への準備に加え、深掘りされても対応できるよう、回答の根拠まで整理しておきましょう。

集団面接

集団面接は、複数の受験生が同じ質問に順番に答えていく形式で、他の受験生と比較されやすい点が特徴です。他人の回答を聞きながら、自分の意見を整理しつつ、自分らしい回答をすることが求められます。


また、自分が話していない時間も気を抜けません。他の受験生の発言にうなずくなど、人の話を熱心に聞く姿勢や態度も厳しくチェックされています。発言は簡潔にまとめることを意識し、長くなりすぎないよう配慮しましょう。

グループディスカッション

グループディスカッションは、与えられたテーマについて受験生同士で討論し、時間内に結論や提案を導き出す形式です。リーダーシップや協調性、コミュニケーション能力が問われます。


自分の意見を一方的に通すことよりも、他者の意見を取り入れながらグループ全体の議論を建設的に前進させる姿勢が高く評価されます。発言が苦手な人も、相づちや論点の整理など、議論に貢献できる役割を見つけて関わることを意識しておきましょう。

プレゼンテーション

プレゼンテーションは、事前に与えられた課題や自身が取り組んできた探究活動について、面接官の前で直接発表する形式です。論理的な構成力や内容を分かりやすく伝える表現力が問われます。


決められた時間内に要点を整理して話す練習を重ねるとともに、発表後の質疑応答にも備えておくことが大切です。スライドや資料を使う場合は、文字を詰め込みすぎず、聞き手の理解を助ける見せ方を意識しましょう。

推薦入試の面接で頻出の質問と回答例12選

ここでは、推薦入試の面接で特に問われやすい12の質問と、それぞれの回答例を紹介します。各質問で面接官が何を見ているのかを理解し、自分の言葉で語れるように準備しておきましょう。回答例はリザプロの指導をもとにした一例なので、自分の経験や志望校に合わせて作り替えてみてください。

なお、総合型選抜にしぼった面接の質問傾向については、別の記事でも詳しく解説しています。内部リンク▶︎総合型選抜 面接

志望理由

志望理由では、「大学の雰囲気が好きだから」といった表面的な理由ではなく、なぜその大学・学部でなければならないのかを具体的に説明することが求められます。


大学独自のカリキュラムや研究環境と絡めて語り、将来の目標とそれを達成するために必要な学びがその大学にあることを論理的につなげましょう。教育内容と自分の目標が一本の線でつながると、説得力が一気に増します。


<質問例>

  • 本学を志望した理由を教えてください
  • なぜ他大学ではなく、本学部でなければならないのですか
  • その目標を持つようになったきっかけは何ですか


<回答例>

「私が貴学の◯◯学部を志望する理由は、地域医療を支える人材になるという目標を実現できる環境があるからです。祖父が通院のたびに片道2時間かけて隣の市まで通う姿を見て、医療資源の偏りという課題に関心を持つようになりました。貴学では1年次から地域の診療所で実習でき、◯◯先生のもとで地域包括ケアを研究できる点にも強く惹かれています。座学と現場を往復しながら学べる貴学だからこそ、私の目標に近づけると考え、志望いたしました。」

長所と短所

長所は、自分を客観的に捉えられていることを前提に、具体的な体験談を交えて「その強みが大学での学びにどう活きるか」という視点で伝えましょう。


短所は単なるネガティブな申告で終わらせず、克服するために現在どのような努力をしているかをセットで説明することが大切です。短所への向き合い方からも、あなたの誠実さや成長意欲が評価されます。


<質問例>

  • あなたの長所と短所を一つずつ教えてください
  • その長所が発揮された具体的な場面はありますか
  • 短所を改善するために、今取り組んでいることはありますか


<回答例>

「私の長所は、目標に向かって粘り強く取り組める点です。文化祭の実行委員を務めた際、準備が思うように進まず空気が沈んだ時期がありましたが、最後まで諦めず一人ひとりと役割を話し合い、本番を成功させました。一方で、慎重に考えすぎて決断が遅れてしまうことが短所だと感じています。今は『まず締め切りを決めてから動く』ことを習慣にし、改善に取り組んでいるところです。」

自己PR

自己PRでは、書類に記載した内容をそのまま暗唱するのではなく、自分の強みが大学での研究や学生生活にどのようなメリットをもたらすのかをプレゼンする姿勢が重要です。


自己満足のアピールにならないよう、客観的な事実に基づいた強みを挙げ、その根拠も明確に示しましょう。具体的なエピソードや数字を添えると、説得力が高まります。


<質問例>

  • 1分程度で自己PRをお願いします
  • その強みを貴学の学びでどう活かせると思いますか
  • 自分を一言で表すと、どんな人物だと思いますか


<回答例>

「私の強みは、立場の異なる相手の意見を整理し、合意をつくる調整力です。生徒会で行事の方針が対立した際、双方の主張を書き出して共通点を見つけ、全員が納得できる案にまとめた経験があります。貴学のグループワーク中心の学びでも、この調整力を活かして議論を前に進められると考えています。一人で完結させるのではなく、周囲を巻き込みながら成果を出せる点が私の持ち味です。」

高校生活で最も印象に残っていること

この質問では、楽しかった思い出だけでなく、苦悩や葛藤をどう乗り越えたかが分かるエピソードが適しています。


出来事そのものより、その経験を通じて自分の価値観や考え方がどのように変化したかという内面的な成長を伝えましょう。困難に向き合った過程を語ることで、あなたの人柄や思考の深さが伝わります。


<質問例>

  • 高校生活で最も印象に残っている出来事は何ですか
  • その経験を通じて、あなた自身はどのように変わりましたか
  • なぜその出来事が印象に残っているのですか


<回答例>

「最も印象に残っているのは、文化祭でクラス劇の脚本を任されたことです。当初は意見がまとまらず制作が滞りましたが、メンバー一人ひとりの希望を聞き取り、全員の役割が活きる構成に作り直しました。この経験を通じて、自分の考えを押し通すのではなく、相手の声に耳を傾けて全体をまとめることの大切さを実感しました。人と協力して一つのものを作り上げる難しさと面白さを学んだ、忘れられない出来事です。」

高校生活で力を入れて取り組んだこと

輝かしい実績そのものよりも、目標に向かって取り組む姿勢や直面した困難をどう乗り越えたかというプロセスが見られています。


部活動や探究学習、生徒会、ボランティアなど、最も多くの時間や熱を注いだ活動を一つ選び、どのような課題に対して自分がどう考え、主体的に行動を起こしたかを丁寧に説明しましょう。


<質問例>

  • 高校時代に最も力を入れたことは何ですか
  • その活動で一番苦労したのは、どんな点でしたか
  • その壁をどう乗り越えたのか、具体的に教えてください


<回答例>

「私が高校時代に最も力を入れたのは、吹奏楽部での活動です。コンクール前に各パートの音がそろわず、一時は本番に間に合わないのではないかと焦りました。そこで取り組んだのが、パートごとの課題を一人ひとりと共有し、練習メニューを根本から見直すことでした。結果として全体の音がまとまり、目標としていた金賞を受賞できました。仲間と粘り強く課題に向き合う姿勢の大切さを学んだ、大きな経験です。」

大学で学びたいこと・やりたいこと

「勉強を頑張りたい」といった抽象的な回答は避け、具体的な授業科目やゼミ名、参加したいフィールドワークの内容まで挙げましょう。


大学のシラバス(講義概要)まで読み込み、どのような研究をしたいかという学習計画を盛り込むのが理想です。入学後の学びが自分の将来像とつながっていることを示すと、熱意の高さが伝わります。


<質問例>

  • 入学後、特に学びたいことは何ですか
  • 関心のあるゼミや研究テーマがあれば教えてください
  • 具体的に履修したい授業はありますか


<回答例>

「入学後はまず、◯◯教授の社会学ゼミで地域コミュニティの研究に取り組みたいと考えています。高校の探究活動で地元の商店街の衰退を調べ、もっと専門的に学びたいと感じたことがきっかけです。2年次のフィールドワークでは実際に地域へ足を運び、住民の声を一次情報として集めたいと思っています。将来は自治体で町づくりに携わりたいので、貴学で実践的な調査力を磨きたいと考えています。」

大学卒業後の展望やビジョン

卒業後の展望を問う質問では、大学で学んだことを社会に出た後にどう活かし、どのような課題を解決したいかという具体的なビジョンが求められます。


具体的な職業名だけでなく、どのような役割を担い、どんな価値を社会に提供したいかまで説明できるとなお良いでしょう。理想論で終わらせず、現状の課題も交えて現実的に語りましょう。


<質問例>

  • 卒業後はどのような進路を考えていますか
  • その仕事を通じて、社会にどう貢献したいですか
  • 10年後、どんな自分でいたいですか


<回答例>

「卒業後は、教育格差の解消に取り組む仕事に就きたいと考えています。塾に通えない友人が進路の選択肢を少しずつ狭めていく様子を間近で見て、家庭環境によって学びの機会に差が生まれる現状に強い問題意識を持ちました。貴学で教育学と情報技術の両方を学び、誰もが質の高い授業に触れられるオンライン学習の仕組みづくりに携わりたいです。学んだ知識を、教育の機会を広げる形で社会に還元することが私の目標です。」

オープンキャンパスに参加したときの印象

参加した場合は、感じた大学の雰囲気、教員や在学生の言葉、施設見学の体験など、自分の心に残った具体的なエピソードを自分の言葉で語りましょう。模擬授業や施設見学で「ここでなら目標を達成できる」と確信した体験を伝えられると効果的です。


参加していない場合は、理由を簡潔に伝えたうえで、ウェブサイトや資料でどう調べたかを語りましょう。


<質問例>

  • 本学のオープンキャンパスには参加しましたか
  • 参加して特に印象に残ったことはありますか
  • 実際に来てみて、魅力に感じた点はどこですか


<回答例>

「はい、昨年の夏に参加しました。模擬授業で◯◯先生が研究の面白さを熱心に語ってくださり、学びへの期待が一気に高まったことが印象に残っています。在学生の方が学生生活の様子を丁寧に教えてくださったことも、心に残りました。実際に足を運んで雰囲気を肌で感じたことで、貴学で学びたいという気持ちが確かなものになりました。」

この選抜方式を選んだ理由

一般選抜ではなく、なぜ総合型選抜や学校推薦型選抜などで入学したいのかという理由を、論理的に説明することが求められます。


これまでの主体的な活動を最も正当に評価してもらえるからなどと答えるのが自然です。なお、「早く進学先を決めたいから」といった理由はマイナスに受け取られやすいため避けましょう。


<質問例>

  • なぜ一般選抜ではなく、この選抜方式を選んだのですか
  • この方式に出願した一番の理由を教えてください
  • 学力試験ではなく面接で評価されることを、どう考えていますか


<回答例>

「私がこの選抜方式を選んだのは、これまで主体的に取り組んできた活動や、その過程で培った考え方を最も正当に評価していただける方式だと考えたからです。私は高校でボランティア団体を立ち上げ、地域の課題に自分から関わってきました。点数だけでは測れないこうした経験や学びへの意欲を、書類と面接を通じて直接お伝えできる点に魅力を感じています。貴学で学びたいという思いを自分の言葉で伝えたいと考え、この方式を志望しました。」

併願校の有無

「併願校があるか」という問いには、嘘をつかずに正直に答えることが基本となります。ただし、その際には貴学が第一志望であることを理由とともにあわせて伝えましょう。第一志望校と併願校のどこが違うのか、なぜ貴学を強く志望するのかという視点を論理的に説明できるよう準備しておくことが大切です。正直さと志望度の高さを両立させましょう。


<質問例>

  • 他に併願している大学はありますか
  • 本学は第一志望ですか
  • 併願校と本学の違いを、どう考えていますか


<回答例>

「はい、他に1校併願していますが、貴学が第一志望です。どちらの大学でも社会福祉を学べますが、貴学を強く志望する理由は、地域と連携した実習が充実している点にあります。教室での学びにとどまらず、現場で当事者の声に触れながら学べる環境は、私が最も大切にしたい学び方と一致しています。だからこそ、私にとって貴学が第一志望なのです。」

最近の気になるニュースや話題

最近気になったニュースを問う質問では、社会に対する関心の高さとそれについて自分なりの視点で考える論理的思考力が見られています。単に内容を要約するのではなく、自分の意見もあわせて付け加えましょう。志望する学部・学科の専門分野に近く、自分なりの意見や解決策を語れるニュースを選んでおくと、学問への関心の高さもあわせてアピールできます。


<質問例>

  • 最近気になったニュースはありますか
  • そのニュースについて、あなたはどう考えますか
  • なぜそのテーマに関心を持ったのですか


<回答例>

「最近は、生成AIが教育現場で使われ始めているというニュースに関心を持ちました。学習を効率化できる一方で、子どもが自分の頭で考える力を育てられるのかという懸念もあると感じています。私は、AIを使いこなす力と、自分で問いを立てて考える力は、どちらか一方ではなく両立させるべきだと考えます。こうした教育とテクノロジーの関係を、貴学で深く研究したいと思うようになりました。」

最後に質問したいこと

面接の終盤では、受験生から逆質問を求められることがあります。「特にありません」と答えると意欲がないとみなされることもあるため、逆質問を準備しておきましょう。


大学の公式サイトに載っているような内容ではなく、学びの中身や入学後の過ごし方に踏み込んだ具体的な質問だと、主体性や志望度の高さが伝わります。


<質問例>

  • 最後に、何か質問はありますか
  • 本学について、聞いておきたいことはありますか
  • こちらへ確認しておきたいことはありますか


<回答例>

「一点お伺いしたいことがございます。貴学の◯◯学部では、1年次から地域と連携したフィールドワークに取り組めると伺いました。こうした学外での活動に主体的に参加していくうえで、学生が特に大切にすべき姿勢や心構えがあれば、ぜひお聞かせいただきたいです。入学後の学びを、より充実したものにつなげたいと考えております。」

推薦入試の面接で面接官が見ているポイント

面接官がどのような視点で受験生を評価しているのかを知っておくと、対策の方向性が定まります。ここでは、推薦入試の面接で特にチェックされている3つのポイントを解説します。

意欲

大学で本気で学びたいか、志望校のアドミッション・ポリシーを真に理解しているかが見られています。なんとなく受けているのではなく、「この大学でなければならない」という必然性を、熱意を持って伝えられるかどうかが重要です。大学の教育理念や学びの特色を深く調べ込み、自分の目標と結びつけて語れるよう準備しておきましょう。

人間性

受験生の人柄から面接におけるマナーまで、細部にわたって評価されています。面接当日だけ取り繕っても誤魔化すのは難しいため、日頃から生活態度や言葉遣いに気を配ることが大切です。誠実さや素直さといった、にじみ出る人柄が好印象につながります。

コミュニケーション能力

面接官の質問を正しく理解し、それに対して簡潔かつ的確に応答できるかが見られています。自分の主張を一方的にスピーチするのではなく、相手の反応を見ながら落ち着いて伝える、対話のキャッチボールができるかどうかが重要です。質問をよく聞き、求められていることに過不足なく答えることを意識しましょう。

推薦入試の面接対策としてすべきこと

面接の質は、本番までの練習で大きく変わります。ここでは、面接対策として特に意識してほしい5つのポイントを紹介します。これらを押さえておくと、模擬面接などの練習もより充実したものになります。

回答の流れ・型を作る

まず結論を伝え、その後に理由と具体例を述べるという型を、徹底的に身体に馴染ませましょう。「結論→理由→具体例→まとめ」という流れを意識して練習すれば、緊張している場面でも話が散らかりにくくなります。回答が長くなりそうなときは、最初に「理由は2点あります」と前置きすると、聞き手が全体像を把握しやすくなります。普段の会話から結論ファーストを心がけ、自然に使えるようにしておきましょう。

質問の意図を理解する

面接官がその質問を通じて何を知りたがっているのかを、常に推測することが大切です。たとえば長所と短所を尋ねる質問では、欠点の有無ではなく、客観的な自己分析ができるかどうかが見られています。質問を文字通りに受け取るのではなく、その裏にある意図を見極めて的確に答える練習を重ねましょう。意図を取り違えると、どれだけ丁寧に話しても的外れな回答になってしまいます。

丸暗記ではなく対話を意識する

準備した原稿を一字一句丸暗記して臨むと、少し忘れただけでパニックに陥りやすくなります。キーワードだけを頭に入れておき、本番では面接官の質問に応じて自然な言葉で答える練習をするのがおすすめです。面接はスピーチの発表会ではなく対話の場であることを意識し、相手の反応を見ながら柔軟に受け答えできるようにしておきましょう。

相手が聞き取りやすいスピードで目を見ながら話す

緊張すると誰しも早口になりがちですが、相手が聞き取りやすい適度なスピードで話す練習をしておきましょう。また、面接官の目を見ながら話すことも、自分の言葉に自信があるというサインになります。ただし、ずっと凝視すると威圧感を与えてしまうため、時々視線を自然に外すことも意識してください。模擬面接を録音・録画して、自分の話し方を客観的に確認しておくと安心です。

志望理由書や小論文の内容を深掘りする

提出した志望理由書や活動報告書の内容からは、ほぼ高い確率で深い質問が飛んでくるため、事前に対策しておくことが大切です。


書類と面接での回答がズレてしまうと志望理由の信憑性が損なわれてしまうので、自分の軸はブラさないようにしましょう。提出書類を読み返し、「なぜそう考えたのか」「具体的にどう取り組んだのか」と、自分自身に問いを重ねて回答を深めておくことが効果的です。

提出書類そのものの作り込み方は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。内部リンク▶︎志望理由書 書き方

推薦入試の面接当日の流れ・マナー

当日の所作や入退室のマナーも、選考の評価対象です。一連の流れをあらかじめ把握し、本番で慌てないように練習しておきましょう。ここでは、控え室から退室までの基本的な流れを5つのステップで解説します。

①控え室で待つ

控え室での行動も選考の一部だと考えましょう。スマートフォンの操作や受験生同士での私語は控えましょう。待ち時間は、持参した提出書類に目を通すなど、心を落ち着けて本番に備える時間に充てるのがおすすめです。静かに、落ち着いた態度で過ごしましょう。

②入室する

ドアをノックする回数は3回が基本です。「どうぞ」と声がかかってから入室しましょう。入室後、扉を閉める際は面接官に背を向けすぎないよう注意し、両手で丁寧に閉めると好印象です。一つひとつの所作を、落ち着いて丁寧に行うことを心がけましょう。

③着席する

椅子の横まで進んだら、「◯◯高等学校から参りました、△△と申します。よろしくお願いします」と述べ、前を向いてお辞儀をします。面接官から「お掛けください」と指示されてから、「失礼いたします」と一言添えて着席しましょう。座るときは椅子に深く腰掛けすぎず、背筋を伸ばした姿勢を保ちます。

④面接を受ける

面接が始まったら、面接官とアイコンタクトを取りながら、一つひとつの質問に丁寧に答えていきます。回答の途中で言葉が詰まっても、慌てる必要はありません。落ち着いて、自分の言葉で伝えることを意識しましょう。明るい表情とはきはきとした受け答えが、好印象につながります。

⑤退室する

面接終了を告げられたら、椅子の横に立ち、「ありがとうございました」と述べて深く一礼します。その後、扉まで進んで静かにドアを開け、退室する前にもう一度お辞儀をすると丁寧な印象を与えられます。最後まで気を抜かず、落ち着いた所作で締めくくりましょう。

推薦入試の面接で返答に詰まったとき・頭が真っ白になったときの対処法

どれだけ準備しても、本番では想定外の質問が飛んできたり、緊張で頭が真っ白になったりすることがあります。あらかじめ対処法を知っておけば、いざというときも臨機応変に切り抜けられます。ここでは4つの対処法を紹介します。

考えを整理する時間をもらう

頭が真っ白になってしまったときは、沈黙したり支離滅裂なことを話したりするよりも、考える時間をもらうのが賢明です。「申し訳ありません、少し考えを整理させていただいてもよろしいでしょうか」と一言断れば、落ち着いて頭の中をまとめられます。焦って的外れな回答をするよりも、誠実に向き合う姿勢のほうが、かえって高く評価されることもあります。

質問の意図や解釈に齟齬がないか確認する

質問の意図がよく分からなかった場合は、推測で不適切な答えをする前に、内容を確認しましょう。「今のご質問は、◯◯という解釈でよろしいでしょうか」などと聞き返せば、的外れな回答を防げます。質問を正しく理解しようとする姿勢は、コミュニケーション能力の高さとして評価されやすいため、分からないまま話し始めるよりもずっと印象が良くなります。

正直に答えられる範囲で回答する

用意した回答がない質問でも、今の自分が知っている事実やこれまでの経験に基づいて正直に答えましょう。嘘や誇張で自分を良く見せようとすると、その後の深掘り質問に対応できなくなり、話が破綻してしまうこともあります。完璧な答えでなくても、自分の言葉で誠実に語ることのほうが、面接官には好印象を与えます。

分からないときは正直に「分かりません」と答える

専門知識を問われる質問などで、どうしても答えが浮かばないときは、知ったかぶりをせず「分かりません」と正直に伝えましょう。そのうえで、「入学後にぜひ学びたい分野です」など、知識不足を今後の学習意欲につなげる姿勢を見せられると、かえって好印象につながります。曖昧にごまかすよりも、誠実な態度が信頼を生みます。

推薦入試の面接に関するよくある質問

最後に、推薦入試の面接について受験生からよく寄せられる質問にお答えします。不安を一つずつ解消し、自信を持って本番に臨みましょう。

面接の時間はどれくらい?

面接時間は大学や入試方式によって異なりますが、一般的には15分から20分程度に設定されていることが多いです。なかには5分程度の短いものから、40分を超える長いものまでさまざまです。時間が短いからといって評価が低いわけではないので、短時間でも要点を簡潔に伝えられるよう練習しておきましょう。

当日はどのような服装や髪型で行けば良い?

服装に指定がない場合は、高校生としての正装である学校指定の制服を着用して臨むのが無難です。前日のうちにシワや汚れがないかを確認しておきましょう。髪型は、前髪で顔が隠れないようスッキリとまとめ、寝癖やフケがないかなど、身だしなみも細部までチェックしておくと安心です。

面接で噛んだり言葉に詰まったりすると減点される?

多少噛んだり言葉に詰まったりしただけで、評価が下がることは基本的にありません。大学側が見ているのは、スピーチの流暢さではなく、何を伝えようとしているかという中身です。言い間違えても落ち着いて言い直せば問題ないので、流暢さよりも、誠実に伝えようとする姿勢を大切にしましょう。

まとめ|推薦入試の面接は塾で対策するのがおすすめ!リザプロが本格的にサポート

この記事では、推薦入試の面接でよく聞かれる12の質問と回答例、面接の主な4つの形式、面接官が見ているポイント、当日の流れやマナー、答えに詰まったときの対処法まで詳しく解説しました。面接で問われる内容をあらかじめ把握し、自分の言葉で語れるように準備しておくことが大切です。そして、用意した回答は一人で抱え込まず、誰かに聞いてもらい、客観的なフィードバックを受けながら磨き上げていきましょう。

とはいえ、一人で面接練習を重ねるのは難しいものです。総合型選抜・学校推薦型選抜の専門塾であるリザプロでは、生徒一人ひとりに専属の進路コンサルタントがつき、志望理由書から面接まで一貫してサポートします。さらに、保護者も交えて方針をすり合わせる「親子代表会」を実施しているほか、指導の質を保つための「完全定員制」を採用しているため、本番を想定した模擬面接で実践的に練習を重ねられます。

また、面接を含む推薦入試の対策をいつから始めればよいか迷っている人は、あわせてこちらの記事も参考にしてみてください。内部リンク▶︎総合型選抜 対策 いつから

「面接が不安」「自分の回答に自信が持てない」という人は、ぜひリザプロの無料相談を活用してみてください。プロの講師が、あなたの志望校に合わせた面接対策を一緒に進めていきます。