慶應義塾大学 経済学部が実施する「PEARL(パール)入試」は、英語で経済学を学び、4年間で学位を取得できる9月入学プログラムのための専用入試制度です。一般的な学力試験とは異なり、SATやIB、TOEFLなどのスコアと英語のエッセイ・動画による「書類選考のみ」で合否が決まる点が大きな特徴です。本記事では、2026年9月入学の最新募集要項をもとに、PEARL入試の概要・出願資格・スケジュール・倍率から、合格に向けた具体的な対策ステップ、そして志望理由書(Written Statement)のサンプルまでを徹底的に解説します。
慶應PEARL入試とは?まず押さえたい基本情報
「PEARL」とは、Program in Economics for Alliances, Research, and Leadership の略称です。まずは、プログラムの位置づけと入試の全体像を整理しておきましょう。
PEARLは「英語で経済学を学ぶ」9月入学プログラム
PEARLは、慶應義塾大学 経済学部が設置する、講義をすべて英語で行う9月入学の学士課程プログラムです。確かな経済学の知識を土台に、世界を舞台に活躍する先導者(リーダー)の育成を目的としています。修業年限は4年で、所定の条件を満たせば3.5年での卒業も可能です。卒業時には経済学の学士号(Bachelor of Arts in Economics)が授与されます。
一般入試・帰国生入試との違い
同じ経済学部の入試でも、PEARL入試は一般選抜・帰国生入試・留学生入試とは別枠の制度です。最大の違いは、①9月入学である点、②筆記試験や面接が一切なく提出書類のみで選考される点、③出願・選考がすべて英語で行われる点の3つです。なお、PEARLに出願しても、経済学部の他の入試への出願資格には影響せず、併願も可能です。
▼ 慶應PEARL入試の基本情報(2026年9月入学)
項目 | 内容 |
|---|---|
入学時期 | 2026年9月22日 |
学位 | 経済学の学士号(Bachelor of Arts in Economics) |
入学年次 | 学部1年次(編入学は不可) |
修業年限 | 4年(条件を満たせば3.5年で卒業可) |
講義の言語 | 英語 |
募集人員 | 3つの出願期間あわせて約100名 |
選考方法 | 提出書類による選考のみ(面接なし) |
出願言語 | 英語 |
【2026年最新】PEARL入試のスケジュールと選考の特徴
PEARL入試は年に3回の出願期間(Period I〜III)が設けられているのが大きな特徴です。2026年9月入学の出願スケジュールは以下のとおりです。
期 | 出願期間(日本時間) | 合格発表 |
|---|---|---|
Ⅰ | 2025年10月22日 10:00 〜 12月3日 15:00 | 2026年1月26日 10:00 |
Ⅱ | 2025年12月5日 10:00 〜 2026年1月28日 15:00 | 2026年2月26日 10:00 |
Ⅲ | 2026年2月27日 10:00 〜 4月10日 15:00 | 2026年5月25日 10:00 |
出願時には受験料35,000円(クレジットカード払い)が必要です。ある期間で不合格だった場合も、後続の期間に再出願できます。なお、上表は2026年9月入学の確定スケジュールで、2027年9月入学の正式な募集要項は2026年7月までに公開予定です。
選考は「書類のみ・面接なし」
PEARL入試の合否は、TAO(The Admissions Office)というオンライン出願システムから提出する書類のみで判断されます。筆記試験はなく、面接も課されません。その代わり、提出するエッセイ(志望理由書)や2分間の自己紹介動画、推薦状などの「書類の完成度」がそのまま合否を左右します。なお、慶應から出願内容の不備について連絡が来ることはなく、期限内に完成させるのは出願者自身の責任とされています。
出願期間は早いほど安心しやすい
募集人員は3期あわせて約100名ですが、期ごとの定員は固定されていません。公式に期ごとの有利・不利は示されていませんが、民間塾の集計では、Period Iは合格者数が多めで、後半のPeriod II・IIIに進むほど競争が厳しくなる傾向も指摘されています。スコアと書類が早期に揃うなら、Period Iからの出願が無難でしょう。
【重要】2027年9月入学からACTが使えなくなる
これから準備する受験生がもっとも注意すべきポイントです。慶應義塾大学は2025年7月、2027年9月入学の出願からACTスコアを統一テストとして受け付けないと公式に発表しました。つまり、2027年9月入学以降にPEARLを目指す場合、提出できる統一テストは「IBディプロマ」または「SAT」のいずれかに限られます。これから対策を始めるなら、ACTではなくSAT(またはIB)でスコアメイクを進めるのが安全です。
慶應PEARL入試の出願資格をわかりやすく解説
PEARL入試には年齢制限がなく、次の7つの区分のいずれか1つを満たせば出願できます。日本の高校出身者から海外校・インターナショナルスクール出身者まで、幅広く対象になります(いずれも2026年9月21日までに修了または取得見込みであることが条件です)。
出願資格の7区分
(1) 文部科学省が認可する日本の学校で、12年間の正規教育を修了(見込みを含む)した方。12年すべてをそれらの学校で過ごす必要はありません。
(2) 日本国外の外国の学校(オンラインを含む)で、国・地域・州・省・市の政府が認める、または国際的な認証機関(WASC, CIS, ACSI, NEASC, Cognia, COBIS)が認証する正規教育を、12年間以上修了(見込みを含む)した方。
(3) ベラルーシ、カザフスタン、ミャンマー、ペルー、ロシア、スーダン、ウクライナ、ウズベキスタンの学校制度に基づくカリキュラムで、11年間以上の正規教育を修了(見込みを含む)した方。
(4) 日本国内のインターナショナルスクール(WASC, CIS, ACSI, NEASC, Cognia, COBISのいずれかが認証)、または文科省が高校相当と認可した外国人学校で、12年間以上の正規教育を修了(見込みを含む)した方。
(5) GED(米国高卒認定)や高等学校卒業程度認定試験など、12年間の正規教育に相当する学力を証明する試験に合格し、2026年9月21日時点で18歳以上の方。
(6) 上記(1)〜(5)に該当しない方で、国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCE Aレベル、国際Aレベル、欧州バカロレアのいずれかを取得(見込みを含む)した方。※この場合もIB/SAT/ACTいずれかのスコア提出は必須で、アビトゥア等は統一テストの代わりにはなりません。
(7) 上記(1)〜(6)と同等の資格があると慶應義塾大学が個別に認め、2026年9月21日時点で18歳以上の方。区分(7)での出願を希望する場合は、出願期間開始の1か月以上前にAdmissions Centerへの問い合わせが必要です。
必須の統一テスト・英語スコア
(A) 統一テスト(次のいずれか1つ以上を提出)
- 国際バカロレア(IB)ディプロマ(最終スコアまたは予測スコア)
- SATスコア
- ACTスコア ※2027年9月入学からは廃止
(B) 英語運用能力の証明(次のいずれか、または両方を提出)
- TOEFL iBT®
- IELTS(アカデミック・モジュール)
英語が母語の出願者を含め、全員が(A)と(B)の両方を提出する必要があります。これら以外の試験・資格で代用することはできません。
▼ スコアに関する重要ルール
- 合格に必要な「カットオフ(最低基準)スコア」は設定されていない
- スーパースコア(複数回受験の最高点合算)は不可
- IB/SAT/ACTは2022年10月1日以降に取得したスコアのみ有効
- ペーパー版・デジタル版いずれのSATも有効。ACTのライティング(任意)は不要
- TOEFL iBT® Home Edition、IELTS Online、IELTS One Skill Retakeは不可
- 慶應へのスコア送付先コード:SAT・TOEFL=0773、ACT=7048
(上記スコア要件は2026年9月入学の募集要項に基づきます)公式な合格最低スコアはありませんが、民間情報では合格者のSATは1400点前後とする目安も見られます(あくまで目安であり、公式の基準ではありません)。
慶應PEARL入試の倍率・難易度の目安
慶應はPEARL入試の倍率を大きく公表していないため、近年の傾向を民間の集計データから把握しておきましょう。
倍率は近年「約3〜4倍」で上昇傾向
PEARLは募集人員「約100名」に対し、実際には約200名前後の合格者が出ているとされます。一方で志願者数は年々増加しており、民間集計によると全体倍率は2023年9月入学の約2.8倍から2025年9月入学の約4.0倍へと上昇しています。とくに後半の出願期間(Period III)は倍率が高くなる傾向があり、2025年9月入学では約5.5倍に達したとされています。
入学年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(概算) |
|---|---|---|---|
2023年9月入学 | 539名 | 191名 | 約2.8倍 |
2024年9月入学 | 638名 | 194名 | 約3.3倍 |
2025年9月入学 | 863名 | 217名 | 約4.0倍 |
※上表は民間集計による概算値です。慶應はPEARL入試の志願者数・合格者数・倍率を公式に一覧公表していないため、年度ごとに変動する可能性があります。
難しさの本質は「英語力 × 書類の質」
PEARL入試に学科試験はありませんが、決して易しい入試ではありません。SAT・IB・TOEFL/IELTSといった国際標準のスコアを揃えたうえで、英語で説得力のある志望理由書と動画を作り込む必要があります。つまり難易度の本質は「高い英語力」と「自己表現・論述の質」の掛け算にあります。
慶應PEARL入試の提出書類一覧
TAOから提出する書類は全部で11項目です。多くがオンライン提出で、一部は出身校(高校)やテスト機関が直接提出します。
# | 提出書類 | 提出者 |
|---|---|---|
1 | 学歴・自己紹介(250語以内) | 出願者 |
2 | 統一テストスコア(IB/SAT/ACT) | テスト機関・出願者 |
3 | TOEFL iBT®/IELTSスコア | テスト機関・出願者 |
4 | 志望理由書(Written Statement、600語以内) | 出願者 |
5 | 2分間の自己紹介動画(mp4) | 出願者 |
6 | 推薦状(1〜3通) | 推薦者 |
7 | 高校卒業(見込)証明書 | 高校 |
8 | 高校の成績証明書 | 高校 |
9 | 本人確認書類 | 出願者 |
10 | 出願者の顔写真(JPEG) | 出願者 |
11 | その他の資料(任意) | 出願者 |
※日本の高校(学校教育法第1条校)出身で資格区分(1)で出願する場合は、卒業証明書の代わりに「調査書」を提出します。
合否を分ける「3つの書類」
数ある提出物の中でも、合否に直結するのが次の3つです。
① 志望理由書(Written Statement・英語600語以内)…なぜPEARLで学びたいのかを、自分の学問的関心と将来の目標に結びつけて記述します。氏名とタイトルを所定欄に入れ、本文は600語以内です。
② 2分間動画(英語)…面接の代わりに位置づけられる動画です。(a)簡単な自己紹介、(b)志望理由書の要点、(c)関心のある経済トピックへのコメント、の3点をカメラに向かって2分以内で話します。凝った編集は不要で、内容と話し方が見られます。
③ 推薦状(英語または日本語・1〜3通)…あなたを客観的に評価できる人物が作成します(両親・祖父母・配偶者・きょうだい等は不可)。最後に在籍した学校の教員・カウンセラーが1通書くことが推奨されています。
慶應PEARL入試 合格までの対策ステップ【5ステップ】
ここからは、PEARL合格に向けた準備を5つのステップに整理します。鍵は「スコアメイクの早期着手」と「志望理由書・動画の作り込み」です。
STEP1|英語+統一テストのスコアメイクを最優先
最初に取り組むべきは、TOEFL iBT/IELTSと、SAT(またはIB)のスコアづくりです。いずれも短期間で伸ばすのは難しく、複数回の受験を見込んで早めに始めるのが鉄則です。カットオフは公表されていませんが、合格者は高水準のスコアを揃えているのが実情です。2022年10月1日以降のスコアのみ有効な点にも注意しましょう。
STEP2|「なぜ経済学か」を自己分析で言語化する
スコアと並行して、自分が経済学に関心を持った原体験、社会で解決したい課題、PEARLで学びたい理由を掘り下げます。ここが曖昧なままだと、志望理由書も動画も説得力を欠きます。経験・実績・興味を時系列で棚卸しし、「将来の目標→そのために必要な学び→だからPEARL」という一本の線を作ることが重要です。
STEP3|志望理由書(Written Statement)を作り込む
自己分析で固めた軸をもとに、英語600語以内のWritten Statementを執筆します。「学問的関心」「将来の目標」「PEARLでなければならない理由」を、具体的なエピソードとともに論理的に構成します。一度書いて終わりにせず、英語ネイティブや指導者の添削を受け、何度も推敲しましょう。
STEP4|2分間動画を準備する
動画は面接の代替です。原稿を丸暗記して棒読みするのではなく、自分の言葉で自然に話せるよう練習します。(a)自己紹介、(b)志望理由の要点、(c)関心のある経済トピックの3部構成で、時間配分は自由です。顔がはっきり映り、音声がクリアに聞こえるかを必ず確認しましょう(mp4・50MB以内)。
STEP5|推薦状の依頼と出願書類の最終確認
推薦状は依頼から提出まで時間がかかるため、早めに依頼者へ連絡します。出願はTAO上で「Complete my application」ボタンを押して初めて受理され、書類が未完成・未送信だと審査対象になりません。氏名表記はパスポートと完全に一致させ、締切前に余裕をもって提出しましょう。
【サンプル付き】PEARL志望理由書(Written Statement)の書き方
PEARL入試の核となる志望理由書(Written Statement of the Applicant's Academic and Future Goals)。ここでは、何が問われているかを整理したうえで、構成の型と英語サンプルを紹介します。
何が問われているのか
設問はシンプルで、「自分の学問的関心・将来の目標に関連づけて、なぜPEARLに出願するのかを説明せよ」というものです。英語600語以内(氏名・タイトルを除く)で、所定欄に氏名とタイトルを記入します。
評価されやすい構成の型
おすすめは「序論→本論→結論」の3部構成です。
- 序論:経済学への関心の入口となった具体的な経験・問題意識
- 本論:その関心を深めるために何を学びたいか/PEARLのどの特徴(英語での経済学教育、国際的な環境、パリ政治学院などとのダブルディグリーなど)が自分に必要か
- 結論:学びを通じて実現したい将来像・社会への貢献
抽象的な「グローバルに活躍したい」だけで終わらせず、固有名詞と具体的なエピソードで裏づけるのがポイントです。
志望理由書サンプル(実際の合格者の例)
※以下は、リザプロの合格者データに基づく実際のWritten Statement(移民と経済成長をテーマにした例)です。構成や論じ方の参考にとどめ、内容をそのまま流用せず、必ず自分自身の経験に置き換えて執筆してください。なお原文は約1,000語あり、実際の出願では600語以内に圧縮する必要があります。
Written Statement|テーマ:移民と経済成長(合格者の提出例)
My first introduction to economics was during my first year of high school when I participated in a program by Asuka Academy for translating transcripts of videos of a course about Financial Theory from Yale from English into Japanese. When the professor first introduced his theories of collateral equilibrium, drawing on his experience with a mortgage hedge fund, I found myself lost in the complexity of the theories. However, determined to understand, I dedicated myself to studying the material outside of class. As I delved deeper, what initially seemed impenetrable began to make sense, and I found myself increasingly fascinated by the mechanisms driving economic fluctuations. This experience clarified the subject for me and sparked a lasting interest in how economies function.
Taking AP Microeconomics and Macroeconomics further deepened this interest. Through self-studying AP Human Geography, I explored population growth and immigration models, which piqued my curiosity about their connections to economics.
This curiosity deepened when I interned at a Citizen's Network for Japanese-Filipino Children (JFC network) and researched a wide variety of financial difficulties that Filipino temporary workers and their children face. As I translated legal documents to help them gain citizenship, I realized how challenging it is for children with a Filipino parent to be recognized as Japanese, even though they are born in Japan. Seeing how this affects immigrants' financial situations during the internship made me acutely aware of the complexities surrounding Japan’s immigration policy.
Building on my experience at JFC, I have actively pursued independent studies exploring the intersection of economics and immigration. As a global citizen, I wish the world would be a more accommodating place for immigrants. What often hinders policy-makers from realizing this is a rampant fear that immigrants steal jobs from native workers, not just in Japan but globally. However, recent studies by Professor Tarek Harak from Boston University show that immigrants actually fuel economies by sparking innovation and driving up wages. His research is based on US migration data, so I am eager to explore whether these findings could apply to Japan’s unique context.
My dream now is to research how immigration can foster economic growth in Japan, and, in the future, implement them through think tanks such as the Japan Institute of International Affairs (JIIA), which provides policy recommendations to the Japanese government. I aim to work as a policy analyst at such an institution, where I can analyze immigration trends, assess economic impacts, and collaborate with policymakers to provide actionable recommendations for the Japanese government. I aim to help shape policies that balance Japan’s economic needs with effective immigration strategies, ultimately promoting sustainable growth and social integration.
To achieve my goals, I will build a strong foundation in economics at PEARL, while also gaining insights on politics, public policy, and international relations. Classes like “Public Economics,” and “Economics and Society” are particularly relevant to my research interests, as they will provide me with the analytical tools needed to assess how immigration can influence economic dynamics in Japan. “Economic History of Asia” can give me valuable insights into the historical context of immigration trends in the region.
Equipped with this foundation, I intend to study the economic impact of demographic changes like an increasing immigrant population or aging population in Keio’s research seminars. PEARL's focus on research aligns perfectly with my goal to conduct meaningful studies on immigration economics.
To engage with social issues, understanding others’ perspectives is essential. Middle school debate club and Socratic-style seminars at school have nurtured my passion for finding solutions to social issues through discussion, and I hope to emulate this environment by joining the Keio debate club. Public policy serves a diverse group of people, so it is crucial for me to engage with people holding various viewpoints to avoid biases when creating policy recommendations.
I am confident that the faculty at PEARL can help me reach my goal, as they excel in their fields as global leaders. I was particularly impressed Associate Professor Akira Sasahara’s article, “Immigration, imports, and (im)mutable Japanese labor markets.” The article answered the question of whether immigration shocks affected the wages of native workers. I love the nuance and complexity with which the question was answered, combining economic theory and empirical research. I wish to join his seminar because I feel it can provide me with the analytical skills and global perspective essential for tackling immigration issues.
I intend to seek mentorship from faculty and make full use of Keio’s global network of alumni through Mita-kai. An alumni community that covers the globe would hugely support me, and help learn about immigration policies that work there. Keio’s prominent alumni hold leadership roles in government, politics, and business, and I hope to connect with industry professionals working in think tanks, government, and international organizations to benefit from their knowledge and experience. In turn, I want to foster the new graduates who come after me and continue strengthening the Keio community.
I also hope to participate in the double degree program with Sciences Po because it is also a top-class university for learning public policy that produces global leaders. This experience will help me study the economics of immigration from a different perspective from Japan. I plan to leverage my international education by bringing global ideas back to Japan, just as Yukichi Fukuzawa did to support Japan’s modernization.
His words also sum up my passion for economics: “The world is always changing. We need judgment to control what actions are necessary and what actions are not. To study is to cultivate the power of judgment.” Using the knowledge and skills I can develop at PEARL, I will be able to become a part of the judgment process for solving social issues facing Japan and the world. As the world evolves rapidly, I believe that a comprehensive understanding of economics, complemented by knowledge of politics and public policy, will equip me to navigate these changes with confidence and insight.
▼ このサンプルが良い理由
- 高校でYale大学の金融理論の講義翻訳に取り組んだ、という具体的な原体験から学問的関心の芽生えを描いている
- 日比国際児支援団体でのインターンという体験を、「移民と経済」という一貫した研究テーマへ発展させている
- 笹原彰准教授の論文や具体的な科目名(Public Economics 等)、三田会、Sciences Poとのダブルディグリーなど、固有名詞で「なぜPEARLか」を裏づけている
- 卒業後の目標(シンクタンクでの政策アナリスト)まで、原体験・学び・将来像が一本の線でつながっている
もう一つの合格者例(ポートフォリオ)
こちらは、12歳での株式投資への興味を出発点に、ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB=投資家・政府・サービス提供者が連携し、成果に応じて投資を回収する金融の仕組み)に着目した例です。カンボジアで出会った孤児の現実を原体験に、SIBがまだ十分に活用されていない東南アジアで社会課題を解決する事業を立ち上げたい、という将来像へつなげています。「金融×社会貢献」という独自のテーマを、原体験と具体的な仕組みの理解で裏づけている点が参考になります。
避けたいNG例
- スコアや実績の羅列だけで、自分の関心・物語が見えない
- 「グローバルに活躍したい」など抽象的な言葉で終始している
- 慶應・PEARLでなくてもよい内容(他大学でも通用する志望理由)になっている
- 設問(学問的関心と将来目標との関連づけ)に正面から答えていない
- 語数オーバー、タイトル・氏名の記入漏れがある
PEARL入試対策は総合型選抜専門塾「リザプロ」へ
「スコアは伸びてきたが、志望理由書や動画にどう落とし込めばいいかわからない」——そんな受験生をサポートするのが、総合型選抜・推薦入試専門塾のリザプロです。リザプロには、PEARLのような難関プログラムの出願戦略を支える3つの特徴があります。
① 専属進路コンサルタント
一人ひとりに専属の進路コンサルタントがつき、自己分析から志望理由書の設計、出願スケジュールの管理までを伴走します。「なぜPEARLか」を言語化する段階から、英語エッセイの構成づくりまで一貫してサポートします。
② 親子代表会
受験は本人だけでなく家庭全体の挑戦です。リザプロでは保護者を交えた「親子代表会」を通じて、進路の方向性や出願戦略を家庭と共有し、二人三脚で合格を目指します。
③ 完全定員制
指導の質を保つため、リザプロは完全定員制を採用しています。一人ひとりに十分な時間をかけられる体制だからこそ、PEARLのような書類の作り込みが重要な入試でも、納得のいくまで対策できます。
まずは無料相談で、あなたの強みとPEARL合格までの道筋を一緒に整理してみませんか。
リザプロ生の声
慶應義塾大学 法学部(FIT入試)に合格した木下さんの事例を紹介します。(PEARLとは入試方式が異なりますが、慶應が求める「社会を先導するリーダー」像を考えるうえで参考になります。)
高校生ビジネスコンテストの最高峰「キャリア甲子園」で1万人超の頂点に立った木下さん。しかし能登半島地震のボランティアで、所有者が分からず危険な家財や建物を誰も撤去できない現実に直面し、「ビジネスで優れた仕組みを作っても、法律の壁を壊さなければ目の前の人は救えない」と痛感しました。 【課題】 華やかなビジネス実績を活かせば経営・商学系への道は容易だったものの、本当にやりたいのは『ルールそのものを作り直す』法律の道。強みである実績を手放してでも、専門外の法学への志望理由にどう一貫性を持たせるかが課題でした。 【対策】 専属コンサルタントとの伴走の中で、コンテスト優勝という武器に頼るのをやめ、能登で抱いた違和感という原体験を軸に据え直しました。事業開発者など400人以上へのヒアリング、弁護士との議論、模擬裁判への参加を通じて『感情論ではなく法的にどう解決するか』を学び、『与えられたルールの中で勝つ』段階から『ルールそのものを作り直す弁護士になる』という志へと言語化。慶應が求めるリーダー像に合致する志望理由書に仕上げ、合格を勝ち取りました。 |
ポイントは「実績があるから受かる」のではなく、「実績を捨ててでも叶えたい志があるか」。原体験を起点に一貫したストーリーを作ることが、PEARLを含む慶應の総合型・推薦で高く評価されます。
慶應PEARL入試に関するよくある質問(FAQ)
最後に、PEARL入試についてよく寄せられる質問をまとめます。
Q. 面接はありますか?
A. 面接はありません。選考は提出書類のみで行われ、面接の代わりに2分間の自己紹介動画を提出します。
Q. 合格に必要な最低スコアはありますか?
A. IB・SAT・ACT・TOEFL・IELTSのいずれにも、公式な「カットオフ(最低基準)スコア」は設定されていません。ただし、合格者は高水準のスコアを揃えている傾向があります。
Q. 一度不合格でも再出願できますか?
A. できます。ある出願期間で不合格となっても、後続の期間に再出願が可能です。その際は原則として全書類を再提出しますが、推薦状や一部の書類、テスト機関から送付済みのスコアは再利用できる場合があります。
Q. ACTで出願できますか?
A. 2026年9月入学まではACTでの出願が可能ですが、2027年9月入学からACTは廃止され、IBまたはSATのみとなります。これから準備する場合はSATまたはIBを選ぶのが安全です。
Q. 日本の高校からでも出願できますか?
A. できます。文部科学省が認可する日本の高校で12年間の教育を修了(見込みを含む)していれば、出願資格区分(1)に該当します。この場合は卒業証明書の代わりに調査書を提出します。
Q. 受験料はいくらですか?
A. 35,000円で、クレジットカードでの支払いです。出願期間内に支払いを完了する必要があります。
まとめ|スコアメイクと書類の質が合否を分ける
慶應PEARL入試は、英語で経済学を学ぶ9月入学プログラムへの、書類選考型の入試です。学科試験や面接がない分、SAT・IB・TOEFL/IELTSのスコアメイクと、英語の志望理由書・動画の完成度が合否を大きく左右します。とくに2027年9月入学からはACTが使えなくなるため、これから準備する受験生はSAT(またはIB)での対策を早めに始めましょう。スコアづくりと並行して、自分だけの「経済学を学ぶ理由」を言語化し、説得力のある書類に仕上げることが、合格への最短ルートです。
※本記事は2026年5月時点で公開されている2026年9月入学の募集要項等をもとに作成しています。出願にあたっては、必ず慶應義塾大学の最新の公式募集要項(特に2027年9月入学版)をご確認ください。



