法政大学のグローバル体験公募推薦入試を徹底解説!2026年度以降の帰国生入試廃止を受け、留学経験を活かせる全入試ルートを網羅。文学部・経営学部・キャリアデザイン学部・現代福祉学部の出願資格・倍率・選考方法を比較し、自分に合ったルートの選び方を解説します。

「グローバル体験公募推薦ってどの学部で実施してるの?」

「留学経験をどうアピールすればいいの?」

「法政の帰国生入試がなくなったって聞いたけど…」

法政大学では2026年度入試から帰国生入試が全学部で募集停止となりました。しかし、留学経験を活かせる入試ルートは「なくなった」のではなく、「自己推薦入試の枠組みに再編された」というのが正確な理解です。本記事では、グローバル体験公募推薦入試を中心に、留学経験者が出願可能な全入試ルートを俯瞰します。

この記事の要約

  • グローバル体験公募推薦は「日本国内の高校在学中に連続180日以上の留学経験」を持つ者が対象
  • 文学部・経営学部・キャリアデザイン学部・現代福祉学部の4学部で実施
  • 書類審査→小論文+面接の二段階選考が基本
  • 2026年度以降、帰国生入試の廃止で留学経験者の受け皿として重要性が増大
  • 2025年度合格者の志望理由書サンプル(全文)+合格者のポートフォリオ例を掲載

ステップ1:グローバル体験公募推薦入試の「今」を正しく理解する

法政大学は2024年秋に、2026年度入試から帰国生入試を全学部で募集停止することを発表しました。ただし「留学経験者向けの入試がなくなった」わけではありません。グローバル体験公募推薦入試が主要な受け皿として機能しています。

グローバル体験公募推薦 実施学部一覧(2026年度現在)

学部

入試名称

選考方法

評定要件

文学部

グローバル体験公募推薦

書類+小論文+面接

3.5以上

経営学部

グローバル体験公募推薦

書類+小論文+面接

3.5以上

キャリアデザイン学部

グローバル体験公募推薦

書類+小論文+面接

3.8以上

現代福祉学部

グローバル体験公募推薦

書類+小論文+面接

3.5以上

ステップ2:各学部の詳細と倍率推移

キャリアデザイン学部 グローバル体験公募推薦 倍率推移

入試年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2024年度

10名

約44名

約10名

4.4倍

2023年度

10名

約23名

約10名

2.3倍

文学部 グローバル体験公募推薦 倍率推移

入試年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

若干名

約2〜3倍

2024年度

若干名

約2〜3倍

2023年度

若干名

約2〜3倍

経営学部 グローバル体験公募推薦 倍率推移

入試年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

若干名

約2〜4倍

2024年度

若干名

約2〜4倍

2023年度

若干名

約2〜4倍

現代福祉学部 グローバル体験公募推薦 倍率推移

入試年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

若干名

約2〜3倍

2024年度

若干名

約2〜3倍

2023年度

若干名

約2〜3倍

ステップ3:入試ルートを比較して自分に合った方式を選ぶ

主要入試ルート比較表

比較項目

文学部

経営学部

キャリアデザイン

現代福祉

評定要件

3.5以上

3.5以上

3.8以上

3.5以上

留学経験

連続180日以上

連続180日以上

連続180日以上

連続180日以上

専願制

学部による

学部による

あり

学部による

主な選考

書類+小論文+面接

書類+小論文+面接

書類+小論文+面接

書類+小論文+面接

向いている人

人文科学+国際視点

グローバルビジネス志向

キャリア支援+留学

福祉・心理+国際視点

ステップ4:合格者の志望理由書サンプル

合格者のポートフォリオ例

例1:オーバーツーリズム・まちづくり型(2025年度合格 / 現代福祉学部)

活動内容:コロナ禍明け以降のオーバーツーリズム問題に着目し、隣接する観光地に住む友人から地元住民への影響を聞き取り調査。

現代福祉学部研究への接続:「観光地域における住民のウェルビーイング」という問いを確立。まちづくりの視点から住民参加型の観光政策を学ぶ計画を示した。

例2:被災地復興支援・発信型(2025年度合格 / 現代福祉学部)

活動内容:祖母が東日本大震災で被災したことをきっかけに復興支援活動に従事。地域産業の衰退・運動機会の不足・発信不足の3つの課題を特定。

現代福祉学部研究への接続:震災の記憶の風化から、「地域コミュニティの再構築」を学術的に研究する計画を示した。

2025年度合格者 志望理由書サンプル(経営学部 グローバル体験公募推薦)

個人情報に関わる箇所は【非公開】として掲載しています。

現在、私の地元である【市名】を含めた地方観光地では労働者(マーケティング職)不足に伴い、観光業が衰退している。また、【市名】は主なターゲットをアジアとしているが、今後の成長に伴い、現時点で未開拓である欧米への進出も不可欠だ。そこで、【市名】を「第二の熱海」にするべく、地域観光の復興における欧米向けの最適なプロモーションの分析方法を確立したい。

物心が着いた頃から観光を愛していた私は、地元である【市名】の観光客が少ないことに幼い頃から問題意識を抱えていた。そこで高校1年生の時に、【市名】の観光振興課を訪ねた際に、インバウンド客の単価は国内観光客の約5倍であるため、インバウンド客の誘致に注力している話を伺った。そして、知識を深める中で、観光資源に精通し地域と協同して観光地域づくりを行う法人であるDMOという存在を知った。事例として広島市を調査した結果、DMO導入後、インバウンド向けのSNSなどを通じたプロモーションを強化すると、海外での認知度向上に伴い収益の増加を実現した。この事例から地方観光地で行う観光プロモーションの重要性に着目した。

起業家である叔父の影響で商業高校に在籍している私は、観光ビジネスの授業で、商業科の先生と観光地のプロモーションの策定について議論を交わしていた。高校で、マーケティング、グローバル経済学等について篤学していたため、現在の多くのプロモーション戦略において様々なチャネルを用いていることに気がついた。そして、複数のチャネルを正しく「評価」、「分析」することの難しさという壁にあたり、より深くプロモーション戦略の学びを深めるキッカケとなった。

そのようなチャネルの良し悪しを正しく判断する際に、評価を可視化し、それらの関係性を踏まえて貢献度を明確化する必要があることに気がついた。アトリビューション分析を駆使することによって一定程度の測定が可能になると考えられる。一方で、観光業では共分散構造分折を用いることで、改善すべきプロットと具体的な最善の経営戦略を考案できる。

そこで貴学部経営戦略学科へ入学できたならば、宮澤信二郎先生から経営のための経済学を、高橋慎先生から統計学、西川英彦先生からマーケティングリサーチ論を学びたい。さらに、高橋慎先生のゼミを選択しデータサイエンスについての知識を包括的に習得し、プロモーションの分析についての研究を深めたい。また、貴学のSICを活用することで、地方の過疎化に伴い縮小する経済をビジネスで解決する策の考案に尽力したい。

私は地方観光地の現実を目のあたりにしてきたからこそ、インバウンド向けのマーケティングの大切さを強く理解している。貴学での学びを通して、変化し続ける国際市場でプロモーション戦略に応じてチャネルを改善し続けられる仕組み作りに取り組む。地方のグローバルビジネスを牽引できる存在になりたい。以上の理由から貴学部経営戦略学科への入学を熱望する。

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まとめ

法政大学のグローバル体験公募推薦入試は、帰国生入試の廃止後も留学経験者にとって重要な入試ルートです。文学部・経営学部・キャリアデザイン学部・現代福祉学部の4学部で実施されており、留学経験で培った国際的な視点を各学部の学びに接続することが合格の鍵です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 留学経験の「連続180日以上」とは?

日本国内の高校在学中に連続して180日以上の海外留学経験が必要です。複数回の短期留学の合算はできません。

Q2. 帰国生入試廃止後、帰国子女はどの入試を受ければよいですか?

グローバル体験公募推薦または各学部の自己推薦入試が主な選択肢です。英語力が高い場合は、GIS・GBP・IGESSなどの英語学位プログラムも有力です。

Q3. 複数の学部に併願できますか?

専願制の学部(キャリアデザイン学部など)は合格時に入学確約が必要です。各学部の入試要項で必ず確認してください。