立教大学の帰国生入試を徹底解説!経営学部で実施される帰国生入試の出願資格・倍率推移・選考方法から、帰国生が受験可能な他の入試ルート(GLAP・国際コース選抜・自由選抜入試)まで、帰国生のための立教受験ガイドを網羅しています。

「立教大学の帰国生入試ってどの学部で実施されている?」

「帰国子女が立教に入るルートは帰国生入試だけ?」

「倍率や選考方法はどうなっている?」


立教大学の帰国生入試を受験しようと考えているものの、対策方法がわからない人は多いはずです。本記事では、帰国生入試の基本情報から選考の仕組みを解説するとともに、帰国生が受験可能な他の入試ルートも含めた立教受験の全体像を紹介します。


この記事の要約

  • 帰国生入試は経営学部(経営学科・国際経営学科)のみで実施
  • 倍率は過去3年間で2.7〜4.5倍。募集人数は若干名
  • 選考は小論文と面接の二段階。高い英語力と海外経験が評価される
  • 帰国生は自由選抜入試(異文化コミュニケーション学部方式B等)やGLAPも出願可能
  • 帰国生としての多様な受験ルートを知り、自分に合った方式を選ぶことが重要


目次

ステップ1:立教大学帰国生入試を正確に理解する

ステップ2:出願条件を満たす(海外就学経験・英語スコア)

ステップ3:志望理由書を作成する

ステップ4:選考(小論文・面接)を突破する

帰国生が受験可能な他の入試ルート

まとめ

立教大学 帰国生入試 よくある質問(FAQ)

ステップ1:立教大学帰国生入試を正確に理解する

立教大学の帰国生入試は、海外での就学経験を通じて培われた語学力・異文化適応力を評価する特別入試です。現在、帰国生入試を実施しているのは経営学部(経営学科・国際経営学科)のみです。

帰国生入試 倍率推移(過去3年間)

入試年度

志願者数

最終合格者数

実質倍率

2025年度

30名

11名

2.7倍

2024年度

43名

12名

3.6倍

2023年度

50名

11名

4.5倍

※実質倍率は「志願者数÷最終合格者数」で算出しています。

直近3年間で見ると、倍率は2.7〜4.5倍で推移しています。志願者数は減少傾向にあり、2025年度は30名まで減少しました。合格者数は毎年11〜12名で安定しており、対策を徹底すれば十分に合格可能な入試です。

2025年度 学科別の内訳

学科

志願者数

合格者数

経営学科

14名

5名

国際経営学科

16名

6名

合計

30名

11名

なぜ帰国生入試という制度があるのか

帰国生入試は、外国において外国の学校教育制度のもとで学び、異文化体験を通して身につけた様々な能力や個性を大学生活の中でさらに豊かに開花させたいと考える帰国生のための入学試験制度です。

経営学部では、グローバルビジネスに必要な語学力と異文化理解を備えた学生を積極的に受け入れています。特に国際経営学科は授業の多くが英語で行われるため、帰国生の英語力を直接活かせる環境です。

入試全体の流れ

段階

内容

時期(2026年度入試)

出願

Web出願・書類提出

2025年9月上旬〜中旬

1次選考

小論文試験

2025年11月上旬

2次選考

面接試験(小論文成績により対象者を選考)

小論文後に実施

合格発表

最終合格発表

2025年11月下旬〜12月上旬

※小論文試験の成績により面接試験対象者が選考されます。詳細な日程は入試要項で確認してください。

ステップ2:出願条件を満たす(海外就学経験・英語スコア)

出願資格

外国の教育制度に基づく中等教育機関での長期就学経験が求められます。具体的には、外国の学校教育制度に基づく高等学校(第10学年以上に相当する課程)で、継続して2学年以上の課程を修了した者が対象です。英語資格・検定試験のスコア提出も必須です。

経営学科と国際経営学科の違い

比較項目

経営学科

国際経営学科

授業言語

主に日本語

多くが英語

カリキュラム

幅広い経営学の基礎

グローバルビジネスに特化

向いている帰国生

日本語力も活かしたい

英語力を直接活かしたい

BLP

全員履修

全員履修

選考方法

【1次:小論文試験】

経営学部に関連するテーマ(ビジネス・経済・社会問題など)について、論理的に自分の見解を述べる力が問われます。海外での経験を活かした独自の視点が評価されます。

【2次:面接試験】

小論文の成績に基づいて面接対象者が選考され、面接試験が行われます。海外での経験、志望動機、入学後の学修計画、将来のキャリアビジョンなどについて質疑応答が行われます。

ステップ3:志望理由書を作成する

志望理由書で求められること

帰国生入試の志望理由書では、以下の要素を盛り込む必要があります。海外での就学経験から得た学びや成長。なぜ立教大学経営学部を選んだのか。入学後の具体的な学修計画(BLP・ゼミ・国際経営学科の英語授業等)。卒業後の将来像やキャリアビジョン。

「過去の海外体験(Past)→ 現在の問い(Present)→ 未来の計画(Future)」の流れで一貫性を持って組み立てることが重要です。

合格者のポートフォリオ例

例:技能実習生支援×経営型(2025年度合格 / 経営学科)

活動内容:海外在住中に、経済的に困窮する技能実習生の友人の存在を知る。帰国後も外国人労働者の権利問題に関心を持ち続け、支援の仕組みづくりに取り組んだ。

経営学部での学びへの接続:監理団体を立ち上げて技能実習生の生活を安定させるサポートを行うため、経営学の知識を学ぶ計画を示した。BLPでのリーダーシップ教育にも言及。

2025年度合格者 志望理由書サンプル(帰国生入試 経営学部)

個人情報に関わる箇所は【非公開】として掲載しています。

私は将来、監理団体を立ち上げ、技能実習生が日本で安定した生活を送れるようにサポートすることを目指しており、そのために貴学を志望する。

技能実習生に関心を持つようになったきっかけは、【地域非公開】で【地域非公開】人の友人が経済的に困窮した生活を送っていると知ったことだった。彼は【地域非公開】と【地域非公開】の戦争で家を無くし、【地域非公開】の私の高校に来た。私の力では救えないという無力感を感じ、日本にきた技能実習生などの外国人が彼のように辛い思いをしてほしくないと考えるようになった。

監理団体の一部は問題を抱えている。特に私が注目している問題は監理団体の実習生へのサポートの質が低いことだ。文化的差異を考慮せず、日本語や日本社会への教育に力を入れていない団体があり、そのような団体では所属する技能実習生の失踪や、社内トラブルなどの様々な問題が発生している。また健全な経営形態ではない団体も存在し、そのような団体には、質の高い管理よりも、人数の確保を優先するインセンティブが働いてしまう。このような問題が続けば技能実習制度は継続が難しくなる。

そのため、貴学科では特に以下二つのことを学びたいと考えている。

一つ目は貴学科の特徴でもある基幹科目のBBLだ。

それを履修することで、実践的なビジネス課題に取り組み、適切なサポートをすることのできる監理団体として最も良い経営形態とは何かを探求したい。ビジネス課題解決の過程では多国籍チームと英語で取り組み、海外と日本企業の架け橋である監理団体の経営において必須である国際感覚とビジネス英語の習得を目指す。

二つ目は、【教授名非公開】の組織開発、人材開発についてのゼミだ。多様なバックグラウンドを持つ技能実習生を各企業に合う人材として教育することは、監理団体にとって重要なテーマである。そのために、実践的な人材開発を学び、各技能実習生に合った教育を追求したい。また組織開発を学び、監理団体が抱える組織としての問題を深掘りし、それに対しての適切なアプローチを考えていきたい。

以上の理由により、私は貴学科を志望する。

ステップ4:選考(小論文・面接)を突破する

小論文対策

経営学部に関連するビジネス・経済・社会問題について、論理的に自分の見解を述べる練習を重ねてください。海外での経験を活かした独自の視点が評価されます。

対策項目

具体的な取り組み

経営・ビジネスの知識

日経新聞やBusiness系英語ニュースを日常的にチェック。経営学の基礎概念を理解

論述力

与えられたテーマに対して賛否を明確にし、根拠を示して論理展開する練習

海外経験の活用

海外で得た視点を日本の経営課題にどう応用できるかを考える習慣

時間管理

制限時間内に構成→執筆→見直しを行えるよう、本番形式で3回以上練習

面接対策

「なぜ立教の経営学部なのか」「海外で何を学んだか」「帰国生としてどう貢献できるか」「卒業後のキャリアビジョン」が頻出質問です。海外経験を経営学への関心に接続して語れるよう準備してください。

選考前に必ずやること

小論文は時間を測って3回以上練習する。面接は模擬面接を最低3回行い、志望理由書の内容を口頭でスムーズに説明できる状態にする。経営学部のBLP・ゼミ情報を大学Webサイトで精読する。経営・ビジネスに関する時事問題について自分の見解を持っておく。

帰国生が受験可能な他の入試ルート

立教大学では、帰国生入試(経営学部)以外にも、帰国生が受験可能な入試ルートが複数存在します。自分の英語力・活動実績・志望する学部に応じて最適なルートを選択してください。

帰国生が利用可能な入試ルート一覧

入試制度

対象学部・プログラム

特徴

英語基準の目安

帰国生入試

経営学部のみ

海外就学経験者対象。小論文+面接

要確認

GLAP 国際コース選抜

GLAP

全授業英語の英語学位プログラム

英検CSE2600+

自由選抜入試 方式B

異文化コミュニケーション学部

海外就学経験者枠。プレゼン+面接

英検CSE2300+

国際コース選抜入試

異文化コミュニケーション・社会・法学部

グローバルコースやDLP向け

学部による

外国人留学生入試

ほぼ全学部

日本国籍を持たない者が対象

学部による

帰国生としての海外経験を最大限に活かすためには、複数の入試ルートを比較検討し、自分の強みが最も評価されるルートを選ぶことが重要です。

ルート選択の目安

あなたの志望

おすすめルート

英語で学位を取得したい

GLAP国際コース選抜入試

日本語で経営学を学びたい

帰国生入試(経営学部)

異文化コミュニケーションに関心

自由選抜入試 方式B(異文化コミュニケーション学部)

法学をグローバルに学びたい

国際コース選抜入試(法学部グローバルコース)

社会学を国際的視点で学びたい

国際コース選抜入試(社会学部)

まとめ

立教大学の帰国生入試は、経営学部のみで実施される特別入試で、倍率は2.7〜4.5倍と比較的低い水準です。海外での就学経験を通じて培った語学力と異文化適応力を、経営学の文脈で語れる受験生が合格を勝ち取っています。

帰国生入試以外にも、GLAP・国際コース選抜入試・自由選抜入試など、帰国生が利用可能な入試ルートは複数存在します。自分の英語力・活動実績・志望する学部に応じて最適なルートを選択してください。

立教大学 帰国生入試 よくある質問(FAQ)

Q1. 帰国生入試はどの学部で実施されていますか?

経営学部(経営学科・国際経営学科)のみで実施されています。他の学部を志望する帰国生は、自由選抜入試や国際コース選抜入試を検討してください。

Q2. 国際経営学科と経営学科のどちらを選ぶべきですか?

国際経営学科は授業の多くが英語で行われ、グローバルビジネスに特化したカリキュラムです。英語力を直接活かしたい場合は国際経営学科、日本語で幅広く経営学を学びたい場合は経営学科が適しています。

Q3. 帰国生入試と他の入試の併願は可能ですか?

帰国生入試と国際コース選抜入試の併願はできません。ただし、自由選抜入試(一部を除く)や一般選抜との併願は可能です。

Q4. 海外の高校をいつ卒業していれば出願できますか?

外国の学校教育制度に基づく高等学校で継続して2学年以上の課程を修了した者が対象です。詳細な出願資格は入試要項で確認してください。

Q5. 帰国生入試以外で帰国生が受けられる入試はありますか?

GLAP国際コース選抜入試、自由選抜入試(異文化コミュニケーション学部方式B等の海外就学経験者枠)、国際コース選抜入試(社会学部・法学部等)があります。本記事の「帰国生が受験可能な他の入試ルート」を参考にしてください。

Q6. BLP(ビジネスリーダーシッププログラム)とは何ですか?

経営学部の全学生が1年次から履修するリーダーシップ教育プログラムです。企業や行政と連携した実践的なプロジェクト型学習を通じて、リーダーシップスキルを鍛えます。帰国生入試の志望理由書でもBLPへの言及は重要です。