中央大学法学部で実施されているチャレンジ入学試験を徹底解説します。評定平均の出願基準がなく、高校の成績に関係なく「熱意と行動力」だけで合格を狙える唯一のルートの仕組み・倍率推移・選考フロー・対策ステップから、合格者の志望理由書サンプル・ポートフォリオ例・合格者インタビューまで、合格に必要な情報を網羅しています。

「評定平均が低くても中央大学法学部を受験したい」

「チャレンジ入試ってどんな活動実績が評価されるの?」

「論述試験と面接、どう対策すればいい?」

中央大学法学部のチャレンジ入試は、日本の私立大学法学部の中でも特異な存在です。一般的な総合型選抜が評定平均4.0以上を課す中、チャレンジ入試には評定平均の出願基準がありません。学校の成績ではなく、受験生自身の活動実績・社会への問題意識・将来のビジョンを正面から評価する入試です。本記事では、チャレンジ入試の仕組みから選考の実態、合格者の志望理由書サンプル、実際の合格者インタビューまでを体系的に解説します。

この記事の要約

  • 名門・中央大学法学部(法科の中央)に、評定に関係なく「熱意」と「行動力」だけで挑戦できる唯一のルート
  • 募集人員30名(法律学科15名・国際企業関係法学科5名・政治学科10名)で倍率は5〜10倍台
  • 書類審査→論述試験(講義理解力試験)→面接の三段階選考
  • 活動実績の「量」よりも、そこから導き出した「社会への問い」の質が合否を分ける
  • 実際の合格者1名分の志望理由書サンプル全文+合格者インタビューを掲載


目次

ステップ1:チャレンジ入試を正確に理解する

ステップ2:倍率推移と求められる人物像

ステップ3:志望理由書を書くためにポートフォリオを整理する

ステップ4:二次選考(論述試験・面接)を突破する

合格者の声

まとめ

中央大学法学部 チャレンジ入試 よくある質問(FAQ)

ステップ1:チャレンジ入試を正確に理解する

中央大学法学部のチャレンジ入試は、日本の私立大学法学部の総合型選抜の中でも独自の位置を占める入試です。一般的な推薦入試や総合型選抜が「評定平均4.0以上」「英検準1級以上」などの出願基準を課す中、チャレンジ入試にはそのような学力系の出願基準がありません。学校の成績や英語スコアではなく、受験生自身の活動実績と社会への問題意識、そして将来のビジョンを正面から評価します。

中央大学法学部は「法科の中央」として知られ、伝統的に実務法曹・官僚・政治家を多数輩出してきました。チャレンジ入試は、この名門法学部に「高校の成績(評定)に関係なく、圧倒的な熱意と行動力だけで入学できる唯一のルート」として設計されています。

制度概要と位置づけ

チャレンジ入試は、法律学科・国際企業関係法学科・政治学科の3学科すべてで実施されており、それぞれ「部門」に分かれています。学科・部門ごとに求められる人物像が明確に定義されているため、出願前にどの部門で挑戦するかを慎重に検討することが重要です。

学科

募集人員

主な部門

法律学科

15名

実務法曹養成部門/公共法務部門/企業法務部門

国際企業関係法学科

5名

グローバル部門/国際公務・国際協力部門

政治学科

10名

パブリック部門/グローバル部門/ジャーナリズム部門など

合計

30名


選考の流れ

選考は三段階で行われます。一次選考は書類審査、二次選考は論述試験(講義理解力試験)と個人面接です。

段階

内容

時期

出願

志望理由書・活動実績報告書・自己推薦書などの書類一式

9月下旬

第1次選考

書類審査

10月上旬発表

第2次選考

論述試験(講義理解力試験・90分)+個人面接

11月中旬

最終合格発表

書類・論述・面接を総合評価

11月下旬


論述試験は「講義理解力試験」という独特な形式で、当日に法律学・政治学に関する講義を聴いた上で、その内容を踏まえて論述するものです。暗記型の知識ではなく、その場での理解力と論理的記述力が問われます。

他の入試方式との違い

中央大学法学部では、チャレンジ入試のほかに英語運用能力特別入学試験・スポーツ推薦入学試験などが実施されています。それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目

チャレンジ入試

英語運用能力特別入試

一般選抜

評定平均

基準なし

基準なし

なし

英語外部検定

不要(任意提出)

必須(CSE2300等)

不要

書類審査

あり(重要)

あり

なし

論述/小論文

論述試験90分

小論文あり

なし

面接

あり

あり

なし

向いている学生

活動実績・熱意で勝負したい

英語力を武器にしたい

学力勝負に自信がある


チャレンジ入試は「評定平均も英語スコアも不要」という特徴から、一見すると出願のハードルが低く見えます。しかし実際には、書類で示す活動実績の質と、論述試験・面接での論理的思考力が厳しく評価されるため、相応の準備が必要です。

ステップ2:倍率推移と求められる人物像

チャレンジ入試 倍率推移(直近3年間)

中央大学が公開している「特別入試過年度入試データ」に基づく倍率の推移は以下のとおりです。

年度

募集人員

志願者数

書類審査合格者数

最終合格者数

実質倍率

2025年度

30名

434名

87名

58名

約7.5倍

2024年度

30名

408名

63名

41名

約10.0倍

2023年度

30名

314名

84名

43名

約7.3倍


直近3年間の実質倍率は約7.3倍〜10.0倍と高い競争率で推移しています。書類審査で志願者の約15〜20%程度まで絞り込まれ、そこからさらに二次選考で半数程度が合格する構造です。書類審査の通過がまず大きな関門となります。

学科別倍率(2025年度)

学科

募集人員

志願者数

書類審査合格者数

最終合格者数

法律学科

15名

259名

48名

34名

国際企業関係法学科

5名

20名

3名

3名

政治学科

10名

155名

36名

21名

合計

30名

434名

87名

58名


学科別に見ると、法律学科と政治学科に志願者が集中しており、国際企業関係法学科は志願者数が少ない傾向にあります。ただし募集人員も5名と限られているため、倍率自体は全体と大きくは変わりません。自分の興味関心と学科のアドミッションポリシーとの一致を最優先に学科選択を行ってください。

中央大学法学部の理念と求める学生像

中央大学法学部のアドミッションポリシーでは、法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を有し、それを基礎として社会問題等に対してすぐれた思考力・判断力を有する者を求めています。さらに、関係者とコミュニケーションを図りながら、協働して問題解決を図る姿勢と能力を有する者が評価されます。

チャレンジ入試では特に、「なぜ自分が中央大学法学部で学ぶ必要があるのか」「過去の経験を将来の学びにどうつなげるか」を自分の言葉で論理的に説明できることが合否を分けます。単なる実績の羅列ではなく、実績から導き出した「社会への問い」の質が評価されます。

合格する人・落ちる人の特徴

受かる人の特徴

合格者に共通するのは、活動実績の「量」よりも「質」、そして実績を「社会への問い」に変換する力です。全国大会入賞や海外留学といった華やかな実績は必須ではありません。地元のボランティア活動、地方議員へのインターンシップ、身近な社会課題への探究活動など、規模に関わらず「その経験から何を学び、大学でどう深めたいか」を具体的に言語化できる受験生が合格しています。

また、アドミッションポリシーを正しく理解し、法学・政治学の学問的視点から社会的出来事を分析する姿勢を持ち続けていることが合格の鍵です。

落ちる人の特徴

落ちる人に共通するのは、活動実績をただ並べるだけで、そこからの「学びの振り返り」と「大学での研究計画」への接続が弱いことです。「実績さえあれば受かる」という過信は危険です。書類の内容と面接での発言に一貫性がなくなり、論述試験でも自分の主張を論理的に展開できなくなってしまいます。

また、アドミッションポリシーを読み込まずに一方的な熱意だけをぶつけてしまうと、大学側とのミスマッチが生じます。AI生成文書の提出は大学側から不正行為とみなされる恐れがあるため、必ず自分の言葉で書き上げてください。

ステップ3:志望理由書を書くためにポートフォリオを整理する

志望理由書を書く前に、自分の活動実績を「法学・政治学への問い」として整理する工程が不可欠です。以下では、実際の合格者のポートフォリオ例と志望理由書サンプルを参考に、自分だけのストーリーの組み立て方を解説します。

合格者のポートフォリオ例

実績の「凄さ」よりも、それをどう法学・政治学の学問への問いに接続したかが重要です。最新の合格者のポートフォリオを参考に、自分の活動の整理方法を学びましょう。

例1:障がい者支援・福祉政策型(2026年度合格 / 法律学科)

活動内容:知的障がいの小中高生への学習支援ボランティアに継続的に参加。自立支援の一環として、障がい者と共に食品を販売する企画を立案し、障がい者雇用に積極的な食品会社の代表に直接思いを伝え、ボランティア施設訪問を実現した。さらに3人の政治家にインタビューを実施し、政策決定の背景や課題、政治家としての役割を直接学んだ。

学部研究への接続:現場での活動経験を単なる「ボランティア実績」で終わらせず、政治家インタビューを通じて「現場の声がどのように政治に反映されるか」という制度論への問いへと昇華させた点が評価された。法律学科で障がい者福祉政策の法制度的側面を研究する計画を志望理由書に具体的に記述した。

例2:部活動・泥臭い努力型(2025年度合格 / 法律学科)

活動内容:中学時代の無名の街クラブから、都内最多部員数200人の強豪校へ進学。入学当時は最下層のHチームに所属していたが、2年次にAチームメンバーに選ばれ、最後の夏ではインターハイ予選で東京都準優勝、全国大会出場に貢献した。

学部研究への接続:派手な実績はないが、「エリートではない境遇だからこそ人一倍粘り強く努力を続ける」という姿勢を、学業・部活動の両立経験と結びつけて言語化。法学という長期的な学びを必要とする分野への適性を、自身の努力の歩みから論理的に示した。

例3:政治インターンシップ・官民連携型(2025年度合格 / 政治学科)

活動内容:高校2年夏と高校3年春に2度の政治インターンシップを経験。役所の行政手続きオンライン化について議員と共同で提案を行い、高齢者や色覚障害者も使いやすいUIの実装などを提言した。さらにNPOでの重度障害児学習支援ボランティアを通じて、官民連携の課題を発見。

学部研究への接続:複数の現場経験を「だれひとり取り残すことのない行政の実現」という一本の軸で貫き、中央大学法学部政治学科の礒崎ゼミでNPOを中心とする官民連携のあり方を研究するという具体的な計画を示した。台湾の統一発票制度を日本のNPO財政基盤強化策として提案するなど、国際比較の視点も取り入れている。

2026年度合格者 志望理由書サンプル(国際企業関係法学科)

個人情報に関わる箇所は【非公開】として掲載しています。


国際的な政策や支援は、現地の文化や社会構造とうまく接続されなければ、ただの枠組みにすぎない。私はブラジルでの経験から、情報が届かず、伝わらず、理解に至らない『情報の不一致』が制度を形骸化させるという課題を痛感した。この社会システムの断絶を実効性のあるものにするためには、国際企業活動を規律する法制度が、多様な地域社会といかにして調和し、機能していくのかを、貴学の国際企業関係法学科で専門的に学びたいと考えている。特に、【氏名非公開】氏が取り組まれている、統計を用いて教育格差と貧困の構造を分析し、現地に根ざした支援のあり方を考える研究に惹かれる。理論と実態、両方を行き来しながら学ぶことは、制度を「つくる側」ではなく「機能させる側」の視点に立つことができる。また、講義で得た知識を、現地の声と照らし合わせて再構築する力も磨いていきたい。中でも、報道の自由度や情報環境の差異が政策理解に与える影響についての探究を深めたいと考える。支援が届かない原因は、制度だけにあるわけではない。支援側の理論や言葉が、現地にとって"外国語"になってしまっている可能性もあるのだ。それゆえ私は、法的素養を身につけた上で、「発信者」でもありたいと強く望む。実際の制度と風聞、その間の食い違いを捉え、政策が人々の手に届く形になるまでを考えたい。さらに現在進めている子供たちとの交流活動を基盤として、「日本と世界の関心の交差点」をテーマに学生同士が国を超えて繋がり、各地域で出会った課題を結びつけるプロジェクトを展開していきたい。そのためには、単に国際問題を知識として習得するだけでなく、学んだ内容を、人々の関心を惹きつけられる形で正確に伝える必要がある。そのためには、自ら現場に関わり、実情を知ることが欠かせない。その実践の場として、私は貴学のILOリサーチプログラムに強い関心を寄せている。制度は「作る」ことよりも、「届く」こと、「理解される」ことのほうが大切だと考えるからこそ私は、政策の力で情報格差を縮小し、「届かない」という現実を減らしたい。

そのために、国際発展の中で接続される制度構造のなかで認知度の統計や発信の方法を貴学で磨き、将来的には国際機関におけるメディア・コミュニケーションの領域で、制度と現場をつなぐ役割を担いたいのである。

〈これまでに実践してきた活動についての説明〉

私の代表的な活動はブラジルへの長期留学とポルトガル語習得、現地小学校での訪問授業を通じた子どもたちとの交流、さらに情報や国際問題に関する専門家との意見交換だ。まずブラジルでの留学では、地域社会の孤立や価値観の違いからくる情報不足、そしてそれに伴う貧困問題や既存の政策の遅れを認識した。ブラジルでは国際機関が政府と連携し、「Programa Brasil Sem Fome」を試行することで、貧困地域での雇用支援や教育、栄養支援、先住民やスラムの子ども達の生活環境改善に取り組んでいる。実際に国営統計機関IBGEによると、2023年の貧困率が27.4%、極度貧困率は4.4%と、過去最低水準を記録した。しかし私の常識を揺さぶったのは、実際に滞在した地域に支援政策が浸透せず、機能不全に陥っている現状だ。ホストマザーの「子どもは親を支える労働力」という言葉は、母親が如何に不寛容な環境を強いられるのかを証明している。私は日本とブラジルを比較できる立場に立ったことで、国の政策の機能不全が制度的問題ではなく、「届くべき人に届かない」社会構造にあると痛感した。そして、地域固有の価値観が膾炙することで、貧困が再生産されるのではと考えた。国際的な制度も文化や価値観の違う孤立した地域には届かない。加えて政策の意図や仕組みが適切に伝えられなければ、誤解や反発を生み、結果として制度の麻痺も考慮すべきだ。そこから私は、ブラジルと日本の小学校で授業をすることによって、価値観形成の出発点となる教育現場伝達の重要性を実感した。さらに、【氏名非公開】と対話し、地域需要に合わない政策や支援側の善意が返って支援される側に負担をかけている例を学んだ。また、ビジコンでは企業側の事情を勘案し、持続可能な体制構築と単純な制度設計ではなく社会の実情に即して継続的に見直した結果、【大会名非公開】に選出された。変わり続ける需要に応える営みこそが、その信頼性と実効性を担保するということを、身に染みて痛感したのだ。つまり、政策とは「作ること」以上に、「伝えること」と「届かせること」が求められる。だからこそ私は、制度設計だけでなく、その政策が伝達され、理解される社会の再構築を目指すのである。

〈関心のある事柄や社会問題についての記述〉

国際発信される政策が、現代的な価値観から孤立した地域社会に十分に届かず、情報の不足によって課題改善が遅れていることに関心がある。この問題意識は、ブラジルでの長期留学で実際に地域社会に入り込んだ経験から芽生えた。国家の支援制度が存在しても、それが現場に届かない「情報の孤立地域」は、いまだに世界中で未解決の課題として残っている。こうした情報格差や政策の実効性の低さは、日本を含む多くの国々でも共通して見られる現象である。たとえば、学校やSNSで取り上げられる情報は、しばしばフィルターバブルなど地域の中で意見が排除される事実がある。このような情報の偏りを実感した例が、SDGsである。SDGs情報メディア『EARTH NOTE』によると、SDGsの認知率は2018年から5年間で6.2倍に増加し、91.6%の人がその存在を認識している。一方で、実践率は企業・学校で27%、個人では39%に留まっており、認知と実践の間には大きな乖離がある。この乖離の背景には、国際的な政策や目標が抽象的で、自分ごととして捉えにくいという問題がある。とくに地域社会では、国際機関や政府の掲げる政策が十分に届かず、地域独自の文化や価値観が世代を超えて継承される結果、「今の状況が当たり前だ」という意識が固着する問題がある。こうした構造的課題に対して、私は「政策情報をどう具体的かつ行動に移しやすい形で伝えるか」が鍵だと考えている。まず第一に、当事者である地域の声を地域内で完結させず、外部に伝える必要がある。実際に、【組織名非公開】で責任者を務める【氏名非公開】氏の講演では、地域の孤立が政策の無効化につながる危険性が語られた。現地の声を正確に、そして届くべき場所に発信する力が、これからの社会において重要になる。同時に、支援を受ける側にも「人間としての責任」が求められる。特に、支援物資や資金の使い方において、支援への依存を回避させるために自立を促すことも必要だ。こうした構造は、先進国と発展途上国という区分の裏にある「発展機会の奪い合い」という現実に繋がる。これらの課題克服には、情報と教育の力を通じて、現地の声と支援側の理解を一致させることが不可欠と考える。政策は作るだけではなく、伝え、届かせることで初めて機能する。それゆえ私は、制度設計に留まらず、その政策が実際に「届く社会」を実現したい。

ステップ4:二次選考(論述試験・面接)を突破する

一次選考(書類審査)を通過した後の二次選考では、論述試験(講義理解力試験・90分)と個人面接が実施されます。チャレンジ入試の二次選考で問われるのは、暗記型の知識ではなく「その場で講義を理解し、論理的に記述する力」と「書類の内容を自分の言葉で説明できる力」です。

論述試験(講義理解力試験)の特徴

論述試験は、試験当日に法律学・政治学に関する講義を聴いた上で、その内容を踏まえた論述を行う独特な形式です。事前に特定の知識を暗記していても対応できず、その場での理解力・整理力・論理的記述力が問われます。

対策としては、新聞の社説や岩波新書などの法学・政治学関連書籍を読み、要点を300〜500字程度にまとめる練習を繰り返すことが有効です。講義をメモしながら聞き、聴いた内容を構造化して自分の意見と結びつける訓練が必要となります。

面接で評価される3つのポイント

1. 書類との一貫性:志望理由書に書いた活動実績や研究計画について、追加質問に矛盾なく答えられるか。

2. 論理的思考力:社会課題に対する自分の意見を、根拠に基づいて論述できるか。「なぜ他学部ではなく法学部なのか」「関心のある社会課題の本質的な原因は何か」といった深掘り質問に耐えられるか。

3. 主体性と行動力:自分の言葉で過去の経験を語り、そこからの学びを将来の学びにどう接続するかを明確に示せるか。

二次選考前に必ずやること

志望理由書を声に出して読み直し、自分が書いた一文一文を「説明できる状態」にしてください。関心テーマに関連する最新の法案・統計・判例・ニュースを事前に把握し、模擬面接を最低3回行いましょう。論述試験の過去問(または類似形式の問題)を時間どおりに解く練習も不可欠です。

特に、書類で触れた「社会課題の原因」「解決策」「大学での研究計画」の三点セットは、面接官から必ず深掘り質問が入ります。それぞれについて、追加質問を3段階先まで想定して準備してください。

合格者の声


【合格者インタビュー:準備中】

現在、合格者インタビューの掲載に向けて準備を進めています。公開までしばらくお待ちください。



まとめ

中央大学法学部のチャレンジ入試は、評定平均や英語スコアといった学力系の出願基準がない、日本の私立大学法学部でも特異な入試制度です。「法科の中央」の看板を背負うこの名門法学部に、高校の成績に関係なく「熱意と行動力」だけで挑戦できる唯一のルートと言えます。

しかし倍率は7〜10倍台と高く、書類審査の段階で志願者の約15〜20%程度まで絞り込まれる狭き門です。合格の鍵は、活動実績の「量」ではなく、そこから導き出した「社会への問い」の質と、それを法学・政治学の学問に接続する論理性にあります。

本記事で紹介した合格者のポートフォリオ例と志望理由書サンプルを参考に、自分だけの「学びのストーリー」を構築してください。アドミッションポリシーを隅々まで読み込み、自分の活動実績と学部の求める人物像が重なる部分を見つけることが合格への第一歩です。着実な一歩を今日から始め、憧れの中央キャンパスを目指しましょう。

中央大学法学部 チャレンジ入試 よくある質問(FAQ)

Q1. 評定平均が本当に関係ないのですか?

出願資格としての評定平均の基準はありません。ただし調査書の提出は必要であり、書類審査の参考資料の一つにはなります。極端に低い評定(3.0未満など)の場合、書類審査で「学業への姿勢」を疑問視される可能性はゼロではありませんが、活動実績と志望理由書の質で十分に挽回できます。

Q2. 英語の資格スコアはなくても大丈夫ですか?

チャレンジ入試の出願に英語外部検定は必須ではありません。ただし国際企業関係法学科のグローバル部門などでは、英語スコアを提出することで国際的な学びへの意欲を示すことができます。英検2級以上のスコアがあれば、志望理由書の裏付けとして添付することをおすすめします。

Q3. 実績がない場合はどうしたらよいですか?

全国大会入賞や海外留学といった華やかな実績は必須ではありません。地元のボランティア活動、地方議員へのインターンシップ、身近な社会課題への探究活動など、規模に関わらずアピールできます。重要なのは実績の規模ではなく、そこから導き出した「社会への問い」をどう言語化し、大学での学びに接続できるかです。

Q4. 論述試験の過去問は公開されていますか?

中央大学法学部チャレンジ入試の過去問題は、大学公式サイトの「入学試験要項ダウンロード」ページから入手できます。実際に過去問を時間通りに解く練習を最低3回は行い、講義メモを構造化して論述する感覚を身につけてください。

Q5. 一般入試との併願は可能ですか?

可能です。チャレンジ入試は専願制ではないため、法学部の一般選抜や他学部・他大学との併願が認められています。合格後の辞退も可能です。一般選抜との併願を前提に、学力試験対策も並行して進めることをおすすめします。

Q6. 地方在住者は不利ですか?

不利ではありません。チャレンジ入試は全国公募制であり、地方在住者でも都心の受験生と同じ条件で選考されます。むしろ地方独自の活動実績(地域振興・地元議会との連携・地域社会課題の解決など)は独自性として強みになります。本記事で紹介した合格者の中にも、地方出身者で地元の課題を学問の問いに接続して合格したケースが多数あります。

Q7. 2027年度入試で変更点はありますか?

2026年4月時点では、法学部チャレンジ入試の大きな制度変更は予告されていません。ただし中央大学全体で入試制度の微調整が毎年行われているため、最新情報は必ず中央大学公式サイトの「入学試験における主な変更点」ページで確認してください。