早稲田大学の英語学位プログラムを徹底解説!国際教養学部(SILS)・文化構想学部(JCulP)・政治経済学部(EDESSA)・社会科学部(TAISI)・基幹理工学部・創造理工学部の6学部それぞれの出願資格・選考方法・倍率推移から対策まで、合格に必要な情報を網羅しています。

「早稲田の英語学位プログラムって、どの学部にあるの?」

「自分の英語力で受験できるプログラムはどれ?」

「SILSとJCulPとEDESSAの違いがわからない…」


早稲田大学には6つの学部に英語学位プログラムが設置されていますが、それぞれ対象者も入試形式も大きく異なります。本記事では、6学部全体を俯瞰し、各プログラムの特徴・倍率・対策のポイントを整理します。各学部の詳細な対策記事へのリンクも掲載していますので、自分に合ったプログラムを見つけるガイドとしてお役立てください。

この記事の要約

  • 早稲田大学には6学部に英語学位プログラムが存在(SILS・EDESSA・TAISI・JCulP・基幹理工・創造理工)
  • 学部によって英語要件・入学時期・選考方法が大きく異なる
  • SILSはTOEFL iBT 100点以上が目安、JCulPは72点以上で出願可能
  • 文系から理系まで、幅広い分野で英語のみで学位取得が可能
  • 既存の各学部詳細記事へのリンクも掲載

ステップ1:英語学位プログラムの全体像を理解する

早稲田大学の英語学位プログラムとは、英語のみの授業履修で学士号を取得できるプログラムです。2026年度現在、6つの学部に設置されています。各プログラムは学問領域も入試形式も大きく異なるため、まずは全体像を把握することが重要です。

全6学部の英語学位プログラム一覧

学部

プログラム名

学問領域

入学時期

主な対象

国際教養学部

SILS

リベラルアーツ(文理融合)

4月 / 9月

国内生・留学生

政治経済学部

EDESSA

政治学・経済学・国際政治経済学

9月

主に海外校出身者

社会科学部

TAISI

社会科学(学際的)

9月

主に海外校出身者

文化構想学部

JCulP

日本文化論(英語で日本文化を学ぶ)

4月 / 9月

国内生・留学生

基幹理工学部

数学・情報・通信工学

9月

主に海外校出身者

創造理工学部

機械工学・土木環境工学

9月

主に海外校出身者


上記のうち、日本の高校出身者が総合型選抜で受験できるのは、主に国際教養学部(SILS)の4月入学・国内選考と、文化構想学部(JCulP)のJS入試です。その他の学部は原則として海外の中等教育機関修了者やIB取得者が対象となります。

なぜ英語学位プログラムがあるのか

英語学位プログラムの目的は、国際社会で活躍できる次世代のリーダーを育成することにあります。各学部がそれぞれの学問領域において世界水準の質の高い授業を英語で提供し、日本語能力に関わらず学位を取得できる環境を整えています。

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」専門分野を探究するという点が、すべてのプログラムに共通する理念です。

ステップ2:各プログラムの特徴と選考方法を比較する

英語要件・選考方法比較表

比較項目

SILS(4月国内)

JCulP(JS入試)

EDESSA

TAISI

英語要件

TOEFL 100点以上推奨

TOEFL 72点以上

TOEFL/IELTS提出必須(点数不問)

TOEFL/IELTS提出必須

標準テスト

任意(SAT/IB等)

不要

SAT/ACT/IB推奨

SAT/ACT/IB推奨

主な選考

書類 + Critical Writing + 日本語エッセイ

書類(英語800語)+ 英語面接

書類選考(+ 面接の場合あり)

書類選考(+ 面接の場合あり)

入学時期

4月

4月

9月

9月

国内高校生

可能(国内選考)

可能(JS入試)

IB取得者のみ

IB取得者のみ

向いている学生

英語でリベラルアーツを学びたい

日本文化を英語で探究したい

政治・経済を英語で学びたい

社会科学を英語で学びたい


数値上の倍率だけでなく、評価の「中身」が自分に合っているかを見極めることが合格への近道です。

ステップ3:各プログラムの詳細と倍率推移

国際教養学部(SILS)AO入試

早稲田大学国際教養学部は、2004年に創設された、ほぼ全ての授業を英語で行う学部です。在籍者の約30%が留学生で、日本語を母語とする学生は原則として1年間の海外留学が必修です。7つのクラスターから専門を選択するリベラルアーツ教育が特徴です。

SILS AO入試(4月入学・国内選考)倍率推移(過去5年間)

入試年度

志願者数

受験者数

合格者数

実質倍率

2025年度

736名

690名

147名

4.7倍

2024年度

633名

591名

163名

3.6倍

2023年度

602名

568名

149名

3.8倍

2022年度

647名

607名

156名

3.9倍

2021年度

596名

559名

149名

3.8倍


直近5年間の倍率は3.6〜4.7倍で推移しており、一般選抜と比べて合格の門戸が広い状況です。4月入学・国内選考では、Critical Writing(120分)と日本語志望理由エッセイ(30分)の筆記審査が合否を分けます。

【詳細記事あり】

▶ SILS AO入試の出願資格・英語スコアの目安・合格者の志望理由書サンプルなど、詳しくは下記の記事をご覧ください。

文化構想学部(JCulP)国際日本文化論プログラム

JCulPは、日本文化を英語で学び、世界に発信することを目的とした英語学位プログラムです。1学年約30名の少人数制で、日本人学生と留学生が半分ずつ在籍します。英語力以上に、日本文化への深い探究心が評価されます。

JCulP(JS:日本学生)倍率推移(過去5年間)

入試年度

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

113名

24名

4.7倍

2024年度

90名

25名

2.8倍

2023年度

89名

23名

3.9倍

2022年度

82名

30名

2.7倍

2021年度

75名

22名

3.4倍


JCulPのJS入試は書類審査(800語の英語志望理由書)と英語面接の二段階選考です。TOEFL iBT 72点以上が出願条件であり、SILSと比べて英語の基準点が低く設定されています。

【詳細記事あり】

▶ JCulPの出願資格・英語スコア・合格者の志望理由書サンプル・面接対策など、詳しくは下記の記事をご覧ください。

→ 

政治経済学部(EDESSA)英語学位プログラム

政治経済学部のEDESSAは、2010年に開設された英語学位プログラムです。政治学・経済学・国際政治経済学の3学科の学位を英語のみで取得できます。毎年約100名の学生を受け入れており、MITやUCLA、オックスフォード大学などで教鼓を取った国際経験豊かな教員が揃っています。

入学時期は9月のみで、選考は書類審査が中心です。SATやIBのスコア、英語外部検定スコア、志望理由書(1000語程度)、推薦状などが総合的に評価されます。2023年度から4月入学募集は中止されていますが、国内一条校のIB生は9月入学に出願可能です。

EDESSA 倍率推移(過去5年間)

入試年度

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

415名

260名

1.6倍

2024年度

458名

191名

2.4倍

2023年度

230名

143名

1.6倍

2022年度

245名

107名

2.3倍

2021年度

214名

111名

1.9倍


EDESSAの合格者のIB平均スコアは42点満点中約38点、SATは約1416点と、高い水準が求められます。

社会科学部(TAISI)英語学位プログラム

社会科学部のTAISIプログラムは、学際的な社会科学を英語で学ぶプログラムです。入学時期は9月のみで、主に海外の中等教育機関修了者やIB取得者が対象です。

TAISI 倍率推移(過去4年間)

入試年度

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

2024年度

162名

76名

2.1倍

2023年度

201名

63名

3.2倍

2022年度

139名

94名

1.5倍


基幹理工学部・創造理工学部

基幹理工学部は数学・情報・通信工学、創造理工学部は機械工学・土木環境工学の分野で英語学位プログラムを実施しています。いずれも9月入学で、主に海外の中等教育機関修了者が対象です。

特に基幹理工学部のComputer Science and Communications Engineering専攻は倍率が4倍前後と高く、創造理工学部のMechanical Engineering専攻は倍率が12倍を超える年もあります。理系の英語学位プログラムは競争が激しい点に注意が必要です。

ステップ4:自分に合ったプログラムを選ぶ

選ぶための3つの判断軸

1. 英語力の現在地

TOEFL iBT 100点以上の英語力がある場合は、SILSが第一候補となります。TOEFL iBT 72点前後の場合は、JCulPが現実的な選択肢です。SATやIBのスコアを持っている場合は、EDESSAやTAISIも射程に入ります。

2. 学びたい分野

リベラルアーツを幅広く学びたいならSILS、日本文化を英語で探究したいならJCulP、政治・経済を英語で学びたいならEDESSA、学際的な社会科学ならTAISI、理工系なら基幹・創造理工が適しています。

3. 出願資格

日本の高校出身者が受験できるのは、原則としてSILSの4月入学・国内選考とJCulPのJS入試です。EDESSA・TAISI・理工系の英語学位プログラムは、主に海外の中等教育機関修了者やIB取得者が対象となるため、自分の学歴要件を必ず確認してください。

関連記事一覧

各入試方式の詳細な対策記事を用意しています。自分に合った入試方式の記事を参考に、具体的な対策を進めてください。

カテゴリ

入試方式

記事リンク

英語学位プログラム

SILS AO入試

▶ 早稲田大学 SILS AO入試で合格するには?

英語学位プログラム

JCulP(国際日本文化論)

▶ 早稲田大学 JCulPに合格するには?

総合型選抜

地域探究・貢献入試

▶ 早稲田大学 地域探究・貢献入試の対策

総合型選抜

社会科学部 全国自己推薦入試

▶ 早稲田大学 自己推薦入試の対策

総合型選抜

創造理工 建築AO入試

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総合型選抜

グローバル入試

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総合型選抜

人間科学部 FACT選抜

▶ 早稲田大学 FACT選抜の対策

総合型選抜

スポーツ科学部 自己推薦

▶ 早稲田大学 スポーツ科学部推薦の対策

まとめ

早稲田大学の英語学位プログラムは、文系から理系まで全 6学部にまたがる、英語のみで学位を取得できるプログラムです。各プログラムは学問領域・英語要件・入学時期・出願資格が大きく異なるため、自分の英語力・学びたい分野・学歴要件を踏まえて最適なプログラムを選択してください。

日本の高校出身者が受験しやすいSILSとJCulPについては、それぞれの詳細記事を参考に、英語スコアの早期確保と志望理由書の準備を進めてください。

早稲田大学 英語学位プログラム よくある質問(FAQ)

Q1. 日本の高校から受験できるプログラムはどれですか?

日本の高校出身者が総合型選抜で受験できるのは、主にSILSの4月入学・国内選考とJCulPのJS入試です。EDESSA・TAISI・理工系は原則として海外の中等教育機関修了者またはIB取得者が対象です。

Q2. SILSとJCulPの違いは何ですか?

SILSはリベラルアーツを幅広く英語で学ぶ学部で、英語要件がTOEFL iBT 100点以上が目安です。JCulPは日本文化を英語で探究する少人数プログラムで、TOEFL iBT 72点以上から出願可能です。英語力よりも日本文化への探究心が重視されます。

Q3. 英語学位プログラムと一般入試の併願は可能ですか?

可能です。英語学位プログラムの総合型選抜は専願制ではないため、一般選抜や他学部との併願が認められています。

Q4. 全ての授業が英語なのですか?

はい、英語学位プログラムでは英語のみの授業履修で学位取得が可能です。ただし政治経済学部などでは日英両言語で提供される授業も多く、バイリンガルの学生は日本語での履修も可能です。

Q5. 留学は必須ですか?

SILSでは、日本語を母語とする学生に原則として1年間の海外留学が必修です。その他のプログラムでは必須ではありませんが、交換留学の機会は豊富に用意されています。

Q6. 2027年度入試で変更点はありますか?

各学部の入試要項は毎年更新されるため、最新情報は必ず大学公式サイトで確認してください。特にEDESSAは2023年度から4月入学募集が中止されるなど、制度変更が頻繁にあります。