中央大学で実施されている総合型選抜(特別入試)を全7学部にわたって徹底解説します。経済学部・商学部・文学部・理工学部・総合政策学部・国際経営学部・国際情報学部それぞれの倍率推移・アドミッションポリシー・選考方法から、合格者の志望理由書サンプル・合格者の声まで、合格に必要な情報を網羅しています。

「中央大学の総合型選抜って、どの学部で受けられるの?」

「チャレンジ入試と自己推薦入試の違いがわからない…」

「自分の実績で合格できるレベルなのか知りたい」

中央大学の総合型選抜は「特別入試」として実施され、学部ごとにチャレンジ入試・自己推薦入試・英語運用能力特別入試・高大接続入試など多様な方式が用意されています。本記事では、全7学部の総合型選抜を俯瞰し、各学部の倍率・アドミッションポリシー・選考方法・対策のポイントを整理します。実際の合格者の志望理由書サンプルと合格者の声も掲載していますので、自分に合った学部・入試方式を見つけるガイドとしてお役立てください。

この記事の要約

  • 中央大学の総合型選抜は「特別入試」として全7学部で多様な方式を実施
  • 法学部チャレンジ入試は倍率7倍台と高い一方、経済学部・商学部の英語運用能力特別入試は倍率2倍前後と狙い目
  • 各学部のアドミッションポリシーと「行動する知性」の理念を理解することが合格の鍵
  • 英語外部検定スコア(英検・TOEFL・IELTS等)の早期確保が全学部共通の必須条件
  • 実際の合格者1名分の志望理由書サンプル+合格者インタビューを掲載

目次

ステップ1:中央大学 総合型選抜の全体像を理解する

ステップ2:全7学部の倍率推移とアドミッションポリシーを比較する

ステップ3:志望理由書を書くためにポートフォリオを整理する

ステップ4:二次選考(小論文・面接)を突破する

合格者の声

まとめ

中央大学 総合型選抜 よくある質問(FAQ)

ステップ1:中央大学 総合型選抜の全体像を理解する

中央大学の総合型選抜は、大学の建学の精神である「實地應用ノ素ヲ養フ」(実地応用の素を養う)に基づき、学力試験だけでは測れない多様な才能・主体性・行動力を持つ学生を選抜する入試です。中央大学は社会の課題を自らの課題として捉えられる「行動する知性」を持つ人材の育成を掲げており、総合型選抜はその理念を入試に反映した制度です。

中央大学では「総合型選抜」ではなく「特別入試」という名称を使用しており、学部ごとに複数の入試方式が用意されています。入試方式は大きく分けて、チャレンジ入学試験(法学部)、自己推薦入学試験(文学部・国際経営学部)、英語運用能力特別入学試験(経済学部・商学部・法学部)、高大接続入学試験(経済学部・理工学部)などがあります。

入試方式と実施学部一覧

入試方式

実施学部

主な選考内容

英語要件

チャレンジ入学試験

法学部

書類+論述+講義理解力試験+面接

英検等の提出推奨

英語運用能力特別入学試験

経済学部・商学部・法学部

書類+小論文+面接

英検CSE 2300以上等

自己推薦入学試験

文学部・国際経営学部

書類+小論文/講義理解力試験+面接

英検等の基準スコア

高大接続入学試験

経済学部・理工学部

書類+小論文/プレゼン+面接

学部による

外国語特別入学試験

経済学部

書類+小論文+面接

独仏中西語の検定

総合型選抜

総合政策学部・国際情報学部

書類+小論文+面接

英検等の提出推奨


法学部を除き、倍率は一般選抜よりも低い傾向があり、ほとんどの方式で他大学との併願が可能です。法学部チャレンジ入試は倍率7倍台と高い競争率ですが、経済学部や商学部の英語運用能力特別入試は倍率2倍前後と比較的合格のチャンスが大きい入試です。

全学部共通の選考の特徴

中央大学の総合型選抜は、学部ごとに方式名や試験内容が異なりますが、以下の点は全学部に共通しています。

第一に、志望理由書が合否の大部分を左右します。どの学部・方式でも、出願時に志望理由書(または自己推薦書)の提出が必須であり、「なぜ中央大学なのか」「大学で何を学びたいか」「将来どう社会に貢献したいか」を論理的に示すことが求められます。

第二に、英語外部検定のスコアが出願資格や加点要素として重視されます。英検CSEスコア・TOEFL iBT・IELTSなどの基準スコアが設定されている方式が多く、早期のスコア確保が不可欠です。

第三に、面接では書類の内容を深掘りされます。志望理由書に書いた内容と面接での回答に一貫性があるかが厳しく見られるため、書類作成の段階から面接を意識した準備が必要です。

ステップ2:全7学部の倍率推移とアドミッションポリシーを比較する

法学部|チャレンジ入学試験・英語運用能力特別入学試験

法学部のチャレンジ入学試験は、法律学・政治学を学ぶうえで必要な知識・学力を基礎として、社会問題等に対してすぐれた思考力・判断力を有する者を求めています。関係者とコミュニケーションを図りながら、協働して問題解決を図る姿勢と能力を有する者が評価されます。

選考は書類審査→論述試験(講義理解力試験)→面接の三段階で行われます。論述試験では法律や政治に関する講義を聴いた上で、その内容を踏まえた論述を行う形式が特徴的です。

チャレンジ入学試験 倍率推移(直近4年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

実質倍率

2026年度

30名

434名

58名

約7.5倍

2025年度

30名

434名

58名

約7.5倍

2024年度

30名

357名

35名

約10.2倍

2023年度

30名

278名

47名

約5.9倍


英語運用能力特別入学試験 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

実質倍率

2025年度

15名

78名

49名

約1.6倍

2024年度

15名

非公表

非公表

約2.6倍

2023年度

15名

108名

38名

約2.8倍


法学部チャレンジ入試は全学部の総合型選抜の中で最も倍率が高く、7〜10倍台で推移しています。一方、英語運用能力特別入試は1.6〜2.6倍と比較的合格しやすい方式です。チャレンジ入試は書類対策をしっかりと行い二次試験に向け着実に準備をしていけば、合格を掴みやすいという評価もあります。

経済学部|英語運用能力特別入学試験・高大接続入学試験

経済学部は、経済学の専門知識を基礎に論理的に思考し社会の諸問題を分析できる人材を求めています。英語運用能力特別入学試験と高大接続入学試験(自己推薦型・資格実績評価型)の複数方式が実施されています。2027年度入試からは学科改編に伴い「外国語能力特別入学試験」へ統合される予定です。

英語運用能力特別入学試験 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

20名

132名

59名

約2.2倍

2024年度

20名

112名

56名

約2.0倍

2023年度

20名

105名

58名

約1.8倍


高大接続入学試験 倍率推移(直近3年間)

入試方式

年度

志願者数

合格者数

倍率

資格・実績評価型

2025年度

47名

14名

約3.4倍

資格・実績評価型

2024年度

41名

18名

約2.3倍

資格・実績評価型

2023年度

42名

6名

約7.0倍

自己推薦型

2025年度

46名

7名

約6.6倍

自己推薦型

2024年度

43名

6名

約7.2倍

自己推薦型

2023年度

43名

6名

約7.2倍

※資格・実績評価型と自己推薦型を合わせて20名の募集

英語運用能力特別入試は倍率2倍前後と安定しており、英語力の高い受験生にとっては非常に狙い目です。一方、高大接続入試は志願者が少ないものの合格者も限られるため、倍率は高めに推移しています。

商学部|英語運用能力特別入学試験

商学部は、社会の変化に対応できる商学・経営の知識と実践力を持つ人材を求めています。英語運用能力特別入学試験が主な総合型選抜方式です。

英語運用能力特別入学試験 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

若干名

59名

8名

約7.4倍

2024年度

若干名

38名

9名

約4.2倍

2023年度

若干名

60名

17名

約3.5倍


商学部の英語運用能力特別入試は2025年度に倍率が上昇しました。志願者が増加傾向にある一方で合格者数は限られるため、近年はやや狭き門となっています。英語以外の主要言語(独・仏・中・西・朝鮮語)の特別入試も商学部では実施されています。

文学部|自己推薦入学試験

文学部は、人文学への深い関心と探究心を持ち、主体的に学ぶ姿勢を有する者を求めています。自己推薦入学試験には「外国語型」と「専攻適性型」の2方式があり、13の専攻・プログラムから選択します。2027年度入試からは出願方式が変更され、専攻ごとに定めた方式に再編される予定です。

外国語型では英語・ドイツ語・フランス語の外部検定スコアが出願要件となり、筆記試験と面接が課されます。専攻適性型では3,000字の小論文を含む提出書類の出来が合否に直結します。

自己推薦入学試験【外国語型】 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

若干名

231名

59名

約3.9倍

2024年度

若干名

190名

70名

約2.7倍

2023年度

若干名

191名

63名

約3.0倍


自己推薦入学試験【専攻適性型】 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

最終合格者数

倍率

2025年度

41名

253名

33名

約7.7倍

2024年度

41名

237名

38名

約6.2倍

2023年度

41名

235名

39名

約6.0倍


文学部の自己推薦入試は外国語型が3〜4倍、専攻適性型が6〜8倍で推移しています。外国語型は英語スコアが高いほど有利ですが、専攻適性型では3,000字の小論文の質が合否に直結するため、早期からの文章力強化が重要です。

理工学部(2026年度より基幹・社会・先進の3学部に再編)|高大接続型自己推薦入学試験

理工学部は2026年4月より「基幹理工学部」「社会理工学部」「先進理工学部」の3学部に再編されました。高大接続型自己推薦入学試験では、学科ごとに出願書類と二次試験の内容が異なります。各学科の専門分野への深い関心と探究力が評価されます。

高大接続型自己推薦入学試験 倍率推移(直近3年間・全学科合計)

年度

募集人数

志願者数

2次選考合格者数

倍率

2025年度

41名

96名

33名

約2.9倍

2024年度

44名

53名

23名

約2.3倍

2023年度

42名

63名

21名

約3.0倍


理工学部の総合型選抜は、学科ごとに出願書類、二次試験の内容が異なるため、早い段階から専攻する学科を決め、対策を行っていくことが重要です。2025年度は志願者が大幅に増加しました。プレゼンテーションや実験レポートなど、理系特有の選考形式にも注意が必要です。

総合政策学部|スポーツ推薦入試

総合政策学部は、政策科学・国際政策文化の観点から、現代社会の複合的な課題を分析し解決できる人材を求めています。総合型選抜としてはスポーツ推薦入試が実施されています。2027年度入試からは英語外部試験利用方式の利用方法および合否判定が変更される予定です。

スポーツ推薦入学試験 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

10名

12名

11名

約1.1倍

2024年度

10名

13名

10名

約1.3倍

2023年度

10名

12名

10名

約1.2倍


国際経営学部|自己推薦入試

国際経営学部は2019年に新設された学部で、企業経営並びにグローバル経済周りの理論や知識を身に付けたグローバルなビジネスリーダーの育成を目指しています。「Be Ahead of the World」をスローガンに掲げ、授業の約7割を英語で実施し、少人数制の実践的教育が特徴です。

自己推薦入試では評定平均3.8以上が出願条件とされ、志望理由書と英語資格スコアを中心とした書類審査、そして面接が行われます。アドミッションポリシーでは「ビジネス活動を通じて経済や社会の発展に寄与したい」「諸外国の商習慣やその背景にある地域文化に関心を持っている」「語学運用能力とビジネススキルを獲得してグローバルな舞台で活躍したい」人材を求めています。

自己推薦入学試験 倍率推移(直近3年間)

年度

募集人数

志願者数

合格者数

倍率

2025年度

25名

111名

37名

約3.0倍

2024年度

25名

103名

66名

約1.6倍

2023年度

25名

99名

60名

約1.7倍


国際経営学部は2025年度に倍率が3.0倍に上昇しました。合格者数が絞られた年と開かれた年で倍率の変動が大きいため、年度による変動に注意が必要です。

国際情報学部|総合型選抜

国際情報学部は、ICT(情報通信技術)と法学を融合した独自のカリキュラムで、情報社会の課題を法的・技術的な両面から解決できる人材を育成しています。市ヶ谷田町キャンパス(新宿区)に設置され、情報学と法学の融合型教育が特徴です。

国際情報学部の総合型選抜では、情報技術やメディア、法律に対する関心と、それらを融合して社会課題に取り組む意欲が問われます。なお、国際経営学部と国際情報学部はスポーツ推薦入試試験での募集はありません。

ステップ3:志望理由書を書くためにポートフォリオを整理する

志望理由書を書く前に、自分の活動実績を「大学での学問への問い」として整理する工程が不可欠です。以下では、実際の合格者のポートフォリオ例と志望理由書サンプルを参考に、自分だけのストーリーの組み立て方を解説します。

合格者のポートフォリオ例

実績の「凄さ」よりも、それをどう学問への問いに接続したかが重要です。最新の合格者のポートフォリオを参考に、自分の活動の整理方法を学びましょう。

例1:テレカウンセリング開発・社会心理学型(2026年度合格 / 文学部社会情報学専攻)

活動内容:被災地訪問で被災者のメンタルヘルスケアの課題に直面し、テレカウンセリングプログラムの開発を志す。社会心理学と社会調査法を軸に、心のケアを必要とする人々へ寄り添う実践的コミュニケーションスキルの習得を目指した。

学部研究への接続:被災地での原体験から「心の仕組みを理解し、テレカウンセリングを社会実装する」という明確な研究テーマを設定。文学部の社会情報学専攻で社会心理学と調査法を学ぶ計画を論理的に構築した。

例2:ブラジル経験・国際法型(2026年度合格 / 法学部チャレンジ入試)

活動内容:ブラジルでの生活経験から「情報の不一致」が国際的な支援制度を形骸化させるという課題を発見。統計を用いた教育格差と貧困の構造分析に取り組んだ。

学部研究への接続:国際企業活動を規律する法制度が多様な地域社会といかにして調和し機能するかを、法学部国際企業関係法学科で専門的に学ぶ計画を示した。理論と実態を行き来する研究姿勢が評価された。

例3:ダム堆砂問題・都市環境型(2026年度合格 / 理工学部〔社会理工学部〕)

活動内容:高校のゼミ活動で地方創生をテーマに研究。福島や能登半島での現地調査・インタビューを通じ、水害対策への強い関心を持つ。ダムの堆砂による機能低下を持続可能な排砂方法で解決するという具体的な研究テーマを確立した。

学部研究への接続:社会理工学部都市環境学科の水環境研究室での学びを志望理由書に具体的に記述。フィールドワークの経験を活かした実践的な研究計画が評価された。

2026年度合格者 志望理由書サンプル(国際経営学部)

個人情報に関わる箇所は【非公開】として掲載しています。

私は将来、日本の衣類の魅力を世界に伝えるグローバルマーケターとして活躍するという夢がある。この夢を叶えるために中央大学国際経営学部への入学を志望する。

【地域非公開】に住んでいた小学生の頃、世界各国のお祭りをテーマにプレゼンテーション授業に参加した。その際は、日本の伝統的な文化として、夏の伝統衣装である浴衣を紹介した。繊細な作り、和のイメージや色柄の彩りがどれほど魅力的かという情熱的な声が上がった。実際に見て触れるとは想像することができない素材が施された通気性、接触冷感などの工夫に彼らは大きく驚いた。彼らの反応から、私は日本の衣類の持つ高い価値に気づき、そして日本の衣類をより多くの人に知ってもらいたいという思いが芽生えた。

高校時代には、新たな文化や価値観の違いを改めて学びたいという思いから、学校の代表として【地域非公開】の高校生とのオンラインディスカッションに参加した。ディスカッションでは、【地域非公開】と日本の文化の違いや学校生活の違いについて意見交換をした。私は【地域非公開】の生徒たちの集中力の高さやバランスボールを椅子の代わりにして授業を受けることがあるという点に驚き、文化的背景や価値観の違いが日常の行動や判断基準にまで影響を及ぼすことを実感した。日本では、授業の秩序や規律が優先される一方、【地域非公開】では学習の効率や個人の快適さが優先されるのだと理解した。

この経験以来私は、相手の行動や考え方が自分と異なるとき、背景や理由を理解することで適切な判断をするようになった。またその過程で、誤解や偏見が理解へと変わる瞬間の面白さを知った。この経験は私が、世界中の人々と関わり、それぞれの文化や価値観に寄り添いながらニーズを探るグローバルマーケターという仕事に興味を持つきっかけとなった。

グローバルマーケターになるという目標を達成するため、私は【組織名非公開】で次の三つの力を得たい。

一つ目は消費者との共感力である。実用品でありながら、自己表現でもある衣類は心理が大きく関係すると考えるため、【教授名非公開】の消費者心理学という授業に参加し、消費者がどのような心理で商品を購入に至るのかを学びたい。特に衣類における安心感とおしゃれの両立が、各国の消費者の心理にどのように作用するかに着目しながら学びを深めたい。授業を通して日本の衣類で施されている工夫を、それぞれの国の消費者の価値観に寄り添いながら伝える力を養いたい。

二つ目は高い語学力である。【教授名非公開】が担当する広告表現研究という【ゼミ名非公開】に参加し、英語でのディスカッションを通して海外の顧客をターゲットとした広告戦略やマーケティング戦略に関する研究が行える。多くの留学生が参加するため、活動の中で積極的に意見交換に参加し、英語でのプレゼンテーション力、コミュニケーション力を向上させたい。そしてこの意見交換の中で得た視点と高校生の頃に参加したオンラインディスカッションで培った多角的思考力を用いて、マーケターに必要な創造的なアイデアの発想に繋げたい。

三つ目は多様性への理解力である。インターンシップでは、海外の【組織名非公開】へ挑戦し、現地の顧客との対話を重ね、彼らのニーズはどのようなものか、日本のどのような商品が海外の人々に受け入れられるかについて考えたい。さらに、現地のファッショントレンドやビジネストレンドを肌で感じることで多様性への理解力を向上させたい。また、私は一年次、二年次から参加可能な【活動名非公開】に参加し、自ら考え行動する、自走型思考を目指したいと考えている。貴学の充実したインターンシップへのサポートを活用し、在学中から社会経験を積み重ねたい。

また、私は在学中に学生団体【組織名非公開】への参加を志している。イベントの企画や運営に積極的に携わり、チームで協働する経験を積み重ねたい。特に、オープンキャンパスの企画運営に参加し、受験生の気持ちに寄り添いながら、わかりやすく興味の引くコンテンツを考え/発信していきたい。学生団体での活動で得た発信力、企画力、運営力を将来マーケターや企画職の仕事に活かしたい。

私はこれまでに小学生、高校生と経験してきたことから「ビジネス活動を通じて経済や社会の発展に寄与したい」という思いや、諸外国の商習慣やその背景にある地域文化に関心を持っている。さらに語学運用能力とビジネススキルを獲得して、グローバルな舞台で活躍したいと志望しており、多様性を尊重しそこから新たに価値を創造することによって社会に貢献したいと切に願っている。

そこで私は中学生の時クラスの室長としてクラス運営に貢献した経験がある。活気あふれる学級を目指し、毎朝一番に登校し教室の前で一人一人に挨拶を行った。三年生では受験に向けた雰囲気づくりのため休み時間に自習をよびかけ、お互いに勉強を教えあう習慣を作った。どんな時もクラスメイト一人一人の意見を丁寧に聞き取り誰もが快適に過ごすことのできる環境を目指した。一年の終わりには学年主任や担任の【氏名非公開】から素晴らしいクラスだと称賛された。

こうしたリーダーシップはグローバルマーケターにとって不可欠である。そこで私は、組織運営に主体的に取り組み、そこでリーダーシップを発揮したい人材である。以上のことから私は【組織名非公開】のアドミッションポリシーに適した人材であると強く自認する。

以上の理由から、私は中央大学国際経営学部を強く志望する。卒業後は、貴学での学びを活かし、今まで海外で大きく浸透していない日本の衣類に施されている工夫とその魅力を世界へ伝え、世界中の自分と同じような肌の悩みを抱える人々に寄り添いたい。さらに国外の顧客を獲得することで日本のビジネスに貢献したい。

ステップ4:二次選考(小論文・面接)を突破する

一次選考(書類審査)を通過した後の二次選考では、入試方式に応じて小論文・論述試験・講義理解力試験・面接が実施されます。「知識の量」ではなく「論理的思考力」と「自分の言葉で語る力」が合否を分けます。

二次選考で評価される3つのポイント

1. 論理的思考力:社会課題を多角的に分析し、根拠に基づいて論述できるか。

2. 書類との一貫性:志望理由書に書いた内容を、追加質問にも矛盾なく答えられるか。

3. 主体性と行動力:「行動する知性」を体現する具体的なエピソードを語れるか。

二次選考前に必ずやること

志望理由書を声に出して読み直し、自分が書いた一文一文を「説明できる状態」にしてください。関心テーマに関連する最新の法案・統計・ニュースを事前に把握し、模擬面接を最低3回行いましょう。小論文や論述試験の過去問を時間どおりに解く練習も不可欠です。

合格者の声

合格者のリアルな体験談を知ることは、合格への最短距離を歩むために欠かせません。中央大学の総合型選抜が「何を高く評価し、どのような学生を求めているか」が具体的に見えてきます。

合格者インタビュー(中澤さん / 2026年度合格・中央大学国際経営学部)一部抜粋・割愛

https://rizapuro.co.jp/interview/ocpp7k7eg

中澤さんが取り組んだテーマは、「足袋産業の国際市場への展開」です。埼玉県行田市で数少ない足袋店を営む家業の現実に向き合い、海外市場での足袋の可能性を探究しました。

入試で強みとして推し出したのは、家業という個人的な原体験と国際ビジネスへの具体的なビジョンの接続です。カナダ留学中にストリートイベントで足袋を実際に履いてもらう調査を行い、足袋が「伝統衣装」ではなく「革新的な履物」として海外で評価されるという確信を得ました。さらに、有田焼ブランドの海外展開の成功事例を研究し、ヨーロッパ市場への進出戦略を志望理由書に具体的に記述しました。

彼の志望理由が評価された最大の要因は、「なぜ足袋なのか」「なぜ海外なのか」「なぜ国際経営なのか」が一本の線で結ばれていた点にあります。家業という原体験を国際市場という具体的な舞台に結びつけ、将来像が明確に伝わりました。中央大学国際経営学部でグローバルマーケティングを学び、足袋を「世界のライフスタイル商品」として確立するというビジョンが、アドミッションポリシーと完全に一致していた点が合格の決め手です。

合格のポイント分析

  • 中澤さんの合格は、家業の足袋産業という極めて個人的な原体験を、カナダでのフィールド調査と海外ブランド事例研究を経て「国際経営学の実践テーマ」へ昇華させた点が決定打です。
  • 家業(足袋店)→留学中の実地調査→海外ブランド事例研究→ヨーロッパ市場戦略という論理的な流れが志望理由書全体を貫いている
  • 国際経営学部のアドミッションポリシー「ビジネス活動を通じて経済や社会の発展に寄与したい」と完全に一致した志望動機が合格の要因


まとめ

中央大学の総合型選抜は、「行動する知性」を理念とし、学力試験だけでは測れない多様な才能・主体性・行動力を持つ学生を求める入試です。全7学部で多様な入試方式が用意されており、英語力・活動実績・論理的な書類作成力を磨くことで、合格のチャンスが広がります。

法学部チャレンジ入試は倍率7〜10倍台と厳しい競争ですが、経済学部・商学部の英語運用能力特別入試は2倍前後と比較的合格しやすい方式です。自分の英語力・学びたい分野・活動実績に応じて最適な学部・入試方式を選択してください。

本記事で紹介した合格者のポートフォリオ例と志望理由書サンプルを参考に、自分だけの「学びのストーリー」を構築してください。各学部のアドミッションポリシーを隅々まで読み込み、学部の求める人物像と自分の強みが重なる部分を見つけることが合格への第一歩です。

中央大学 総合型選抜 よくある質問(FAQ)

Q1. 中央大学の総合型選抜は専願制ですか?

ほとんどの方式で他大学との併願が可能です。一般選抜や他学部との併願も認められています。ただし、学部・方式によっては制約がある場合があるため、必ず入試要項で確認してください。

Q2. 英語の資格スコアはどのくらい必要ですか?

英語運用能力特別入試では英検CSE 2300以上(準1級相当)が目安です。法学部チャレンジ入試は英語スコアの提出が推奨されますが必須ではありません。国際経営学部の自己推薦入試では高い英語力が重視されます。基準点はあくまで「足切り」であり、合格者はより高いレベルで競い合っています。

Q3. 評定平均が足りなくても受験できますか?

入試方式によります。国際経営学部の自己推薦入試では評定平均3.8以上が出願条件ですが、法学部チャレンジ入試には評定要件がありません。英語運用能力特別入試も評定要件は設定されていない方式が多いです。必ず各学部の入試要項で確認してください。

Q4. 一般入試との併願は可能ですか?

可能です。総合型選抜は専願制ではないため、同じ学部の一般選抜や他学部・他大学との併願が認められています。不合格の場合も一般選抜に切り替えて挑戦できます。

Q5. 2027年度入試で変更点はありますか?

複数の変更が予告されています。文学部では自己推薦入学試験の出願方式が「外国語型」「専攻適性型」から専攻ごとの方式に再編されます。経済学部では「英語運用能力特別入学試験」と「ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語特別入学試験」が統合され「外国語能力特別入学試験」に一本化されます。最新情報は必ず中央大学公式サイトで確認してください。

Q6. 地方在住者は不利ですか?

不利ではありません。中央大学の総合型選抜は全国から受験可能であり、地方独自の活動実績(地域課題解決・農業・伝統文化など)は独自性として強みになります。実際に、本記事で紹介した合格者も地方出身で、地元の課題を学問の問いに接続した志望理由書が高く評価されています。